ドジャース、4年ぶり8度目のワールドチャンピオン…5点差をひっくり返す|MLBワールドシリーズ第5戦

大谷翔平が所属するロサンゼルス・ドジャースは現地時間10月30日(日本時間31日)、ニューヨーク・ヤンキースと対戦した。

1 執筆者 WATANABE Fumishige/渡辺 文重
ロサンゼルス・ドジャース
(Getty Images)

北米プロ野球・MLB年間王者「ワールドチャンピオン」を決定する4戦先勝のワールドシリーズ(WS)。その第5戦がヤンキー・スタジアム(アメリカ合衆国ニューヨーク州)で現地時間10月30日(日本時間31日)にプレーボールを迎えた。始球式には、ニューヨーク・ヤンキースがワールドチャンピオンとなった2009年のWSでMVPに輝いた松井秀喜氏が登場。試合はロサンゼルス・ドジャースの1番・指名打者(DH)大谷翔平の打席で始まる。

大谷はゲリット・コールの初球を叩き、センターフライ。ボールはアーロン・ジャッジのグラブに収まる。1回裏、そのジャッジに待望の一撃が飛び出す。一死1塁の場面、ドジャース先発ジャック・フラハーティの初球を痛打。ライトスタンドにWS第1号を叩き込む。続く4番ジャズ・チザム・ジュニアもホームラン。ヤンキースが3点を先制する。ヤンキースは2回に1点を追加。ここでフラハーティは降板となる。さらに3回、ジアンカルロ・スタントンがソロ本塁打を放ち、ヤンキースが序盤で5点のリードを奪う。

完全に主導権を握ったと思われたヤンキースだが、5回にミスからピンチを招く。ドジャース6番キケ・ヘルナンデスがチーム初安打で出塁。7番トミー・エドマンは外野フライを打ち上げるが、ここでジャッジが落球し、1、2塁となる。さらに8番ウィル・スミスのショートゴロも、アンソニー・ボルペが悪送球。無死満塁となる。コールは9番ギャビン・ラックス、そして大谷を三振に打ち取り、2番ムーキー・ベッツも内野ゴロとするが、自身のベースカバーが遅れて内野安打で1失点。3番フレディ・フリーマン 、4番テオスカー・ヘルナンデスに連続タイムリーを浴び、5点差を追いつかれる。

あとがないヤンキースは6回、スタントンの犠牲フライで勝ち越しに成功。対するドジャースは8回、先頭のK・ヘルナンデスがヒットで出塁。エドマンも内野安打で続くと、スミスは四球を選ぶ。この場面でラックスは犠牲フライで同点。大谷は相手捕手の打撃妨害で出塁すると、ベッツの犠牲フライで逆転に成功する。ドジャースは8回、9回を無失点に抑えて7-6で勝利。4年ぶり8回目のワールドチャンピオンに輝いた。

責任投手

  • 勝:ブレイク・トライネン(LAD)
  • 敗:トミー・ケインリー (NYY)
  • セーブ:ウォーカー・ビューラー(LAD)

本塁打

  • LAD:-
  • NYY:アーロン・ジャッジ(1回2ラン)、ジャズ・チザム・ジュニア(1回ソロ)、ジアンカルロ・スタントン(3回ソロ)
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