北米プロ野球・MLBの年間王者「ワールドチャンピオン」を決定するワールドシリーズの第4戦が現地時間10月29日(日本時間30日)、ヤンキー・スタジアム(アメリカ合衆国ニューヨーク州)で行われた。4戦先勝のWSで、ニューヨーク・ヤンキースは開幕から3連敗。第4戦はロサンゼルス・ドジャースに王手のかかった状態で始まる。
ドジャースは1回表、1番・指名打者(DH)の大谷翔平はショートゴロに倒れるも2番ムーキー・ベッツが二塁打。そして3番フレディ・フリーマンが4試合連続となる本塁打を放つ。フリーマンはアトランタ・ブレーブス時代の2021年にWS第5戦、第6戦で本塁打を放っており、これでWS6試合連続。これはMLB新記録となる。
対するヤンキースは2回、内野ゴロの間にアンソニー・ボルペが生還して1点を返す。続く3回、そのボルペが今度は満塁本塁打を放ち、逆転に成功。5-2と試合をひっくり返す。
ドジャースは5回、8番のウィル・スミスがソロ本塁打。9番のトミー・エドマンが四球で出塁すると、1番の大谷も3打席目でこの日初ヒットを放つ。大谷の安打は3試合ぶり。その後、フリーマンの内野ゴロの間に1点を加え、2点差に迫る。
しかし、この日の勢いはヤンキース。6回にオースティン・ウェルズの本塁打で1点を加えると、8回にはアーロン・ジャッジの適時打を含む、5点を挙げる。試合は11-4でヤンキースの大勝となった。大谷は4打数1安打。第5戦は30日、ヤンキー・スタジアムで行われる。
責任投手
- 勝:クレイ・ホームズ(NYY)
- 敗:ダニエル・ハドソン(LAD)
本塁打
- LAD:フレディ・フリーマン(1回2ラン)、ウィル・スミス(5回ソロ)
- NYY:アンソニー・ボルペ(3回満塁)、オースティン・ウェルズ(6回ソロ)、グレイバー・トーレス(8回3ラン)