山本由伸が7回途中1失点で勝利投手…ドジャースが連勝も大谷翔平が左肩の亜脱臼で明日検査｜MLBワールドシリーズ第2戦

北米プロ野球・MLBの年間王者「ワールドチャンピオン」を決定するワールドシリーズは現地時間10月26日、ドジャース・スタジアム（アメリカ合衆国カリフォルニア州）で第2戦を開催し、ロサンゼルス・ドジャースとニューヨーク・ヤンキースが対戦した。

ドジャースの先発投手は山本由伸。立ち上がりに先頭のグレイバー・トーレスにフォアボールを出すが、後続を斬り無失点で初回を終える。

ドジャースは2回裏、トミー・エドマンのソロホームランで先制に成功。しかし直後の3回表、山本がフアン・ソトにソロホームランを浴び追いつかれる。それでも3回裏、テオスカー・ヘルナンデスとフレディ・フリーマンが連続ホームラン。3点を奪い、ドジャースがヤンキースを突き放す。

山本は4回以降、出塁すら許さない完璧な投球を見せる。7回のマウンドにも上がり、先頭のジャンカルロ・スタントンをセカンドフライに抑えたところで降板した。許したヒットはソトのホームランのみで、6回1/3を1失点4奪三振の好投。勝利投手の権利を手にした。

ヤンキースは9回に1点を奪うが、反撃はここまで。4‐2でドジャースが勝利した。山本は日本人投手として、2007年の松坂大輔氏（ボストン・レッドソックス）以来のワールドシリーズでの勝利投手となった。

1番指名打者で先発出場した大谷翔平は、3打数ノーヒット。7回にフォアボールで出塁した後、2塁への盗塁でスライディングした際に左肩を負傷した。

デーブ・ロバーツ監督は大谷について「左肩の亜脱臼を負っており、現地時間27日に検査を受ける予定」と説明している。

第3戦はヤンキー・スタジアムに舞台を移し、現地時間28日（日本時間29日）に行われる。