欧州サッカーの最高峰・UEFAチャンピオンズリーグのグループステージ第3節が現地時間10月24日と25日に行われた。ここでは日本人選手の情報を中心に紹介する。
■久保建英、無得点もMOMに選出
24日に行われたグループDでは、久保建英の所属するレアル・ソシエダ(スペイン)がアウェイでSLベンフィカ(ポルトガル)と対戦した。
エスタディオ・ダ・ルス(リスボン)で行われた一戦に、久保は右ウイングで先発出場すると、積極的にシュートを放ったほか、ファウルでFKを獲得するなど、存在感を示した。0-0で迎えた63分、試合が動く。スペイン代表MFミケル・メリノが自陣から左サイドへ展開すると、アンデル・バレネチェアが敵陣深くに切れ込んでクロス。これをブライス・メンデスが押し込み、R・ソシエダが先制する。
R・ソシエダは1点を守り切って白星。久保は76分に交代で退くも、この試合で最も活躍した選手に与えられるマン・オブ・ザ・マッチに選出されている。
D組もう1試合はインテル・ミラノ(イタリア)が2-1でFCザルツブルク(オーストリア)に勝利。D組は勝点7のR・ソシエダとインテルがリードする形となっている。
B組のアーセナルFC(イングランド)は24日、アウェイのエスタディオ・ラモン・サンチェス・ピスフアン(スペイン・セビリア)でセビージャFCと対戦。前半終了間際にブラジル代表FWガブリエル・マルティネリが先制点を奪うと、53分に同FWガブリエル・ジェズスが追加点。2-1で勝利を収めた。この試合、冨安健洋は左サイドバックで起用され、フル出場を果たしている。
アーセナルは勝点6で首位。これを勝点5のRCランス(フランス)が追う構図となっている。
■古橋亨梧ゴールも、旗手怜央が負傷
25日に行われたE組では、フェイエノールト・ロッテルダム(オランダ)がホームの“デ・カイプ”にSSラツィオ(イタリア)を迎えた。
試合はメキシコ代表FWサンティアゴ・ヒメネス、アルジェリア代表MFラミズ・ゼルキのゴールで、フェイエノールトが74分までに3点のリードを奪う。上田綺世は78分、2得点のヒメネスと交代で出場。無得点に終わったものの、3-1の勝利に貢献している。ラツィオの鎌田大地はベンチ入りするも、出場機会は訪れなかった。
E組もう1試合では、セルティックFC(スコットランド)がセルティックパーク(グラスゴー)にアトレチコ・マドリードを迎えた。
セルティックは4分、デンマーク代表MFマット・オライリーとのワンツーで抜け出した古橋亨梧のゴールで先制する。しかし直後にアクシデント。旗手怜央が負傷し、交代を余儀なくされる。セルティックは25分、フランス代表FWアントワーヌ・グリーズマンのゴールで追いつかれるも、その3分後にホンジュラス代表MFルイス・エンリケ・パルマ・オセゲラの得点で再びリード。2-1で前半を終える。
53分、スペイン代表FWアルバロ・モラタのゴールで再び追いつかれると、そのまま試合終了。セルティックは連敗を止めるも、初白星とはならなかった。
セルティックの前田大然はフル出場、古橋は80分までプレー。岩田智輝はベンチ入りも、出場機会は訪れなかった。
E組は、フェイエノールトが勝点6、A・マドリーが同5、ラツィオが同4、セルティックが同1という順位になっている。