【サッカー】日本代表、ワールドカップの歴代戦績・メンバー|過去3度のベスト16が最高成績

11月21日に開幕するFIFAワールドカップカタール2022。「4年に一度のサッカーの祭典」へ、日本代表・SAMURAI BLUEは7大会連続7度目の出場を決めている。今回は日本代表のW杯での過去の戦績やメンバーを振り返ろう。

文: オリンピックチャンネル編集部
写真: 2022 Getty Images

4年に一度の「サッカーの祭典」が、11月21日に開幕する。

FIFAワールドカップカタール2022。日本代表・SAMURAI BLUEは7大会連続7度目のW杯出場を決めている。日本は過去、3大会でグループステージ(GS)を突破。だが決勝トーナメントではいずれも1回戦(ラウンド16)で敗れており、いまだベスト8の景色を見ていない。今回は日本のW杯での過去の戦績を振り返ろう。

※記事内敬称略

■1998年フランス大会:GS敗退

1994年に行われたW杯アメリカ大会。そのアジア最終予選・最終戦で日本は、イラクに後半アディショナルタイムに同点ゴールを許し、初のW杯出場権獲得を逃した。「ドーハの悲劇」から4年、岡田武史監督のもと日本は「ジョホールバルの歓喜」を味わう。フランス大会の出場権を獲得したのだ。

初出場となったW杯の舞台は甘くなかった。GS初戦では強豪アルゼンチンと対戦した。アルゼンチン戦を0‐1で敗れると、第2戦でもクロアチアに黒星。ジャマイカと対戦したGS最終戦では、中山雅史のゴールでW杯初得点を挙げたものの1-2で敗れた。日本は世界の壁の高さを痛感し、3戦3敗でW杯を後にすることとなっている。

【戦績】

  • GS第1戦:日本 0-1 アルゼンチン
  • GS第2戦:日本 0-1 クロアチア
  • GS第3戦:日本 1-2 ジャマイカ

【メンバー】

  1. 小島伸幸
  2. 名良橋晃
  3. 相馬直樹
  4. 井原正巳
  5. 小村徳男
  6. 山口素弘
  7. 伊東輝悦
  8. 中田英寿
  9. 中山雅史
  10. 名波浩
  11. 小野伸二
  12. 呂比須ワグナー
  13. 服部年宏
  14. 岡野雅行
  15. 森島寛晃
  16. 斉藤俊秀
  17. 秋田豊
  18. 城彰二
  19. 中西永輔
  20. 川口能活
  21. 楢崎正剛
  22. 平野孝

■2002年日韓大会:ベスト16

1998年に初のW杯本大会を経験した日本は、新指揮官にフランス人のフィリップ・トルシエを迎えた。2002年大会は日本と韓国の共同開催となったため、日本は開催国枠でW杯に出場。予選は免除となっている。

初出場を果たした直後の自国開催大会となり、日本列島を熱狂に巻き込んだ2002年日韓大会。代表チームもその期待に応え、初の決勝トーナメント進出を果たす。GS初戦のベルギー戦では、鈴木隆行と稲本潤一の得点で2‐2のドロー。W杯初の勝点を獲得すると、続く2戦目ではW杯初勝利を挙げる。3戦目のチュニジア戦も2-0で勝利した。

日本は2勝1分の勝点7でGS首位通過。ラウンド16ではトルコと対戦した。雨の仙台で行われた一戦で、日本はミスから与えたコーナーキックで先制点を許す立ち上がり。その後同点に追い付くべく、果敢にゴールに迫るもなかなか得点を奪うことができない。結局そのまま0-1で敗れ、惜しくもベスト16敗退。自国開催で初の決勝トーナメント進出と成功を収めた一方で、悔しさの残る大会となった。

【戦績】

  • GS第1戦:日本 2-2 ベルギー
  • GS第2戦:日本 1-0 ロシア
  • GS第3戦:日本 2-0 チュニジア
  • ラウンド16:日本 0-1 トルコ

【メンバー】

  1. 川口能活
  2. 秋田豊
  3. 松田直樹
  4. 森岡隆三
  5. 稲本潤一
  6. 服部年宏
  7. 中田英寿
  8. 森島寛晃
  9. 西澤明訓
  10. 中山雅史
  11. 鈴木隆行
  12. 楢崎正剛
  13. 柳沢敦
  14. 三都主アレサンドロ
  15. 福西崇史
  16. 中田浩二
  17. 宮本恒靖
  18. 小野伸二
  19. 小笠原満男
  20. 明神智和
  21. 戸田和幸
  22. 市川大祐
  23. 曽ヶ端準

■2006年ドイツ大会:GS敗退

日韓大会後、日本はブラジルサッカー界のレジェンドであるジーコを監督に招聘した。日本は中田英寿をはじめ、中村俊輔や小野伸二、高原直泰らを中心にメンバーを構成。好メンバーを擁し、ジーコ体制発足当初から好調ぶりを見せた。AFCアジア杯優勝のほか、W杯予選アジア最終予選では5勝1敗で1位通過。時差の関係もあり、本大会出場権獲得第1号(開催国を除く)となった。W杯直前の強化試合でも、強豪ドイツ相手に2-2で引き分けるなど結果を出し、本大会での躍進が期待された。

本大会初戦ではオーストラリアと対戦。中村俊輔のゴールで幸先良く先制する。だが暑さで消耗した後半に足が止まり、わずか6分間で3失点。痛恨の逆転負けを喫し、大事な初戦を落としてしまう。GS最終戦はディフェンディングチャンピオンのブラジル戦のため、必勝態勢で臨んだ第2戦だったが、これをクロアチアとスコアレスドロー。後がなくなり迎えたGS最終戦では、玉田圭司の先制点で希望を抱いたのも束の間、「王国」ブラジルの強力攻撃陣が牙を剥き1-4の逆転負け。1分2敗でGS敗退に終わった。

【戦績】

  • GS第1戦:日本 1-3 オーストラリア
  • GS第2戦:日本 0-0 クロアチア
  • GS第3戦:日本 1-4 ブラジル

【メンバー】

  1. 楢崎正剛
  2. 茂庭照幸
  3. 駒野友一
  4. 遠藤保仁
  5. 宮本恒靖
  6. 中田浩二
  7. 中田英寿
  8. 小笠原満男
  9. 高原直泰
  10. 中村俊輔
  11. 巻誠一郎
  12. 土肥洋一
  13. 柳沢敦
  14. 三都主アレサンドロ
  15. 福西崇史
  16. 大黒将志
  17. 稲本潤一
  18. 小野伸二
  19. 坪井慶介
  20. 玉田圭司
  21. 加地亮
  22. 中澤佑二
  23. 川口能活

■2010年南アフリカ大会:ベスト16

ドイツ大会後は、ジェフユナイテッド千葉(当時J1)のイビチャ・オシム監督を新指揮官に招聘。だが2007年11月にオシム監督が脳梗塞を発症し、指揮が困難に。後任として、岡田武史が1998年以来の再登板を果たす。アジア最終予選では順調に勝利を重ね、2大会連続で予選突破第1号に。だがW杯イヤーの2010年に入り、日本は不振に陥る。日本で行われた4月のセルビア戦を0‐3で完敗すると、国内最終戦の韓国戦も0‐2で敗れ不安を抱えたまま離日。ここで岡田監督は大胆な策に出る。直前のテストマッチから攻撃の中心だった中村俊輔を先発から外し、守備的な戦いへシフトした。本大会前のイングランド戦とコートジボワール戦は敗れ、結局4連敗で南アフリカ入りすることにはなったが、W杯本大会ではこのシフトチェンジが奏功する。

GS初戦のカメルーン戦では、1トップに起用された本田圭佑の決勝点で1-0とし白星スタートを切る。この大会準優勝だったオランダとの2戦目には敗れたものの、3戦目のデンマーク戦では再び本田が活躍。1ゴール1アシストで勝利に導き、2勝1敗の勝点6でGS2位通過を決めた。

初のベスト8を懸けたラウンド16では、南米のパラグアイと激突。守備を固める日本はパラグアイの攻撃を無失点でしのぐと、延長戦に突入。120分終わってもスコアは動かず、勝負の行方はPK戦に持ち込まれた。PK戦では5人全員が成功したパラグアイに対し、日本は3人目の駒野友一が失敗。準々決勝まであと一歩というところで、大会を去ることとなった。

【戦績】

  • GS第1戦:日本 1-0 カメルーン
  • GS第2戦:日本 0-1 オランダ
  • GS第3戦:日本 3-1 デンマーク
  • ラウンド16:日本 0-0(PK3-5) パラグアイ

【メンバー】

  1. 楢崎正剛
  2. 阿部勇樹
  3. 駒野友一
  4. 田中マルクス闘莉王
  5. 長友佑都
  6. 内田篤人
  7. 遠藤保仁
  8. 松井大輔
  9. 岡崎慎司
  10. 中村俊輔
  11. 玉田圭司
  12. 矢野貴章
  13. 岩政大樹
  14. 中村憲剛
  15. 今野泰幸
  16. 大久保嘉人
  17. 長谷部誠
  18. 本田圭佑
  19. 森本貴幸
  20. 稲本潤一
  21. 川島永嗣
  22. 中澤佑二
  23. 川口能活

■2014年ブラジル大会:GS敗退

南アフリカ大会後は、イタリア人指揮官のアルベルト・ザッケローニが監督に就任。本田圭佑や香川真司らのタレントを擁し、攻撃的なスタイルを掲げた。ザッケローニ監督のもと日本はAFCアジア杯を制し、さらには3大会連続でW杯予選突破第1号となる。2013年11月にヨーロッパで行われた親善試合ではオランダやベルギーと互角以上に渡り合ったほか、W杯直前のテストマッチでは勝利を重ねるなど、期待感のある内容で本大会に臨んだ。

しかしザッケローニ監督率いる日本は、ブラジルの地で苦しんだ。GS初戦ではコートジボワールと対戦。日本は本田圭佑のゴールで幸先良く先制するが、後半にコートジボワールのエースであるディディエ・ドログバが途中投入されると対応しきれない。交代からわずか2分後に同点とされると、さらに2分後には勝ち越し弾を許し逆転負け。結局この敗戦が日本の運命を左右したと言っても過言ではないだろう。

続くギリシャ戦では前半で相手に退場者が出て数的優位に立ったものの、ギリシャの守備を崩し切れずスコアレスドローに終わる。勝点3が絶対条件となったGS最終コロンビア戦では、前半を1‐1で折り返したが後半に3失点。1‐4で敗れ、南米の強豪に力の差を見せつけられる形となった。このブラジル大会は期待感を抱いて臨んだ大会だっただけに、結果に対する失望感も大きく残った。

【戦績】

  • GS第1戦:日本 1-2 コートジボワール
  • GS第2戦:日本 0-0 ギリシャ
  • GS第3戦:日本 1-4 コロンビア

【メンバー】

  1. 川島永嗣
  2. 内田篤人
  3. 酒井高徳
  4. 本田圭佑
  5. 長友佑都
  6. 森重真人
  7. 遠藤保仁
  8. 清武弘嗣
  9. 岡崎慎司
  10. 香川真司
  11. 柿谷曜一朗
  12. 西川周作
  13. 大久保嘉人
  14. 青山敏弘
  15. 今野泰幸
  16. 山口蛍
  17. 長谷部誠
  18. 大迫勇也
  19. 伊野波雅彦
  20. 齋藤学
  21. 酒井宏樹
  22. 吉田麻也
  23. 権田修一

■2018年ロシア大会:ベスト16

前回のロシア大会における日本の戦いぶりは、日本国民の記憶にも新しいだろう。2大会ぶりの決勝トーナメント進出という結果を残したが、ブラジル大会からロシア大会に至る道のりは決して簡単なものではなかった。

ブラジル大会を終えた日本は、メキシコ代表を2度のW杯ベスト16に導いたハビエル・アギーレを監督に招聘。だが過去の八百長疑惑の影響により、AFCアジアカップ後の2015年2月に契約解除となった。後任にはヴァヒド・ハリルホジッチが就任。ハリルホジッチ監督のもと、日本はW杯アジア最終予選を1位で通過し、2017年8月に出場権を獲得した。だが本大会直前の2018年4月にハリルホジッチ監督の解任が決定。この4年間で3人目となる監督には、西野朗が就いた。

西野体制でW杯に臨んだ日本は、GS初戦でコロンビアと対戦。試合開始早々にPKで先制、さらには相手選手が退場となる。日本は数的優位で試合を運び、2-1で大会初戦を白星。2戦目でセネガルに2-2で引き分け、3戦目のポーランドには0‐1で敗れた。勝点4となり得失点差でもセネガルと並んだものの、フェアプレーポイントの差でグループ2位。決勝トーナメントに進出した。

ラウンド16の相手はベルギー。日本は格上相手にも果敢な試合展開を見せ、後半開始早々に原口元気と乾貴士の得点で2点を先制する。だが65分にベルギーがナセル・シャドリとマルアン・フェライニを投入し、試合の流れが変わる。特にフェライニを投入しさらに高さが増したベルギーの攻撃に日本は手を焼き、69分にコーナーキックの流れから失点。さらに74分にはフェライニにゴールを許し追いつかれる。その後はベルギーの攻撃を耐え、延長戦に突入かと思われたが、後半アディショナルタイムにドラマが待っていた。日本のコーナーキックが相手GKティボ・クルトワにキャッチされると、そこからベルギーのカウンターが発動。ケビン・デブライネが持ち上がり右サイドのトーマス・ムニエに渡すと、最後はシャドリに決勝ゴールを奪われた。14秒のラストワンプレーで喫した逆転負け。またしても、わずかに届かなかったベスト8。開催地名から「ロストフの悲劇」、「ロストフの14秒」として日本のサッカーファンは記憶している。

【戦績】

  • GS第1戦:日本 2-1 コロンビア
  • GS第2戦:日本 2-2 セネガル
  • GS第3戦:日本 0-1 ポーランド
  • ラウンド16:日本 2-3 ベルギー

【メンバー】

  1. 川島永嗣
  2. 植田直通
  3. 昌子源
  4. 本田圭佑
  5. 長友佑都
  6. 遠藤航
  7. 柴崎岳
  8. 原口元気
  9. 岡崎慎司
  10. 香川真司
  11. 宇佐美貴史
  12. 東口順昭
  13. 武藤嘉紀
  14. 乾貴士
  15. 大迫勇也
  16. 山口蛍
  17. 長谷部誠
  18. 大島僚太
  19. 酒井宏樹
  20. 槙野智章
  21. 酒井高徳
  22. 吉田麻也
  23. 中村航輔

日本は11月に開幕するカタール大会の出場権を獲得しており、7大会連続7度目のW杯出場となる。GSの組み合わせも決まっており、FIFAランキング(6月23日更新)24位の日本は、同11位のドイツ、同34位のコスタリカ、同6位のスペインと同じグループE。ドイツとスペインはW杯優勝経験を持つ強豪で厳しいグループに入ったが、森保一監督のもと初のベスト8進出を目指す。

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