国際バレーボール連盟(FIVB)は10月16日、パリ2024の予選大会の一つとして、「FIVBパリ五輪予選/ワールドカップバレー2023」を男女ともに日本で開催することを発表。 オリンピック予選の国内開催は、男女ともにリオデジャネイロ2016最終予選以来となる。なお、大会への出場国(日本代表の対戦国)は12月19日に発表される。
男子日本代表・龍神NIPPONのフィリップ・ブラン監督、および女子日本代表・火の鳥NIPPONの眞鍋政義監督は、同大会の日本開催決定を受け、日本バレーボール協会(JVA)を通じて以下のコメントを発表している。
フィリップ・ブラン監督
「ホームの日本で『FIVBパリ五輪予選/ワールドカップバレー2023』が開催されると聞いてとてもわくわくした気持ちになりました。今年度よりスタートした新体制で、私たちはパリ2024オリンピックでのメダル獲得という目標を当初より掲げています。パリ2024オリンピックの出場権を獲得することは、『ALL for PARIS 24』のスローガンのもとチーム全員で共有してきた、越えなければならない1つの大きな通過点でもあります。
今年の『FIVBバレーボールネーションズリーグ2022』大阪大会では多くのファンの皆さまの応援のおかげで、選手はいつも以上のパフォーマンスを発揮することができ、初のファイナルラウンド進出を果たすことができました。重要な大会をホームの日本で迎えられることに誇りを持ち、チーム一丸となって戦いたいと思います」
眞鍋政義監督
「『FIVBパリ五輪予選/ワールドカップバレー2023』の日本開催が決まったことをうれしく思うとともに、パリ2024オリンピックが近づいていることを実感し、さらに身が引き締まる思いです。新体制となってから国内に海外チームを迎えて戦う大会は初めてとなるため、日本のファンの皆さまの前で試合をできることが非常に楽しみです。
私が監督に就任した時点ではオリンピック予選まで約1年半ありましたが、今はすでに1年を切っています。チームはこの半年間で着実に力をつけ、世界の強豪チームと互角に戦えるまでに成長しました。その成長した姿をぜひ会場やテレビの前で見ていただきたいと思います。そしてファンの皆さまの応援を力に変え、『オールジャパン体制』でパリ2024オリンピックの切符を勝ち取りたいと思います」
パリ2024のバレーボール競技には、男女各24チームが出場。フランスは男女とも開催国枠で出場権を確保している。
パリ2024五輪予選は、女子が2023年9月16日から24日、男子が2023年9月30日から10月8日にかけ、世界6都市(男子3都市、女子3都市)で開催(日本は男女とも開催、日本以外の開催地は後日発表)。フランスを除くFIVB世界ランキング上位24チーム(男子は2022年9月12日時点、女子は10月17日時点) が出場する。8チームずつ3つのプールに分かれ、総当たり戦で実施。各プールの上位2チームがオリンピックの出場権を獲得する。組み合わせは12月19日に発表される。
なお、残りの男女各5つのオリンピック出場枠は、2024年バレーボール・ネーションズリーグ(VNL)予選終了時点のFIVB世界ランキングをもとに、まだ出場権を得ていない上位5チームを選抜することで決定する。