【スポーツクライミング】W杯いわて盛岡3日目:森秋彩がナタリア・グロスマンに競り勝ち優勝…野中生萌は5位

パリ2024で採用されるスポーツクライミングのB&L(ボルダー&リード)コンバインド。その初となるW杯が岩手県営運動公園(盛岡市)で開催され、10月22日の最終日に女子決勝が行われた。優勝は森秋彩。ナタリア・グロスマンとの接戦を制して頂点に立った。

1 執筆者 オリンピックチャンネル編集部
Ai Mori
(2019 Getty Images)

パリ2024のスポーツクライミングで採用されるB&L(ボルダー&リード)コンバインド。その初めてとなるIFSC(国際スポーツクライミング連盟)クライミングワールドカップが10月20日、岩手県営運動公園(盛岡市)で開幕した。大会初日は男女予選、2日目は準決勝および男子の決勝を開催。最終日の22日は女子決勝を行った。

■森秋彩が接戦を制し優勝

準決勝を突破した8人で争われる決勝。日本からは準決勝首位の森秋彩(茨城県山岳連盟)、同3位でTokyo2020銀メダルの野中生萌(無所属)、同5位の谷井菜月(明治安田生命)、同7位の伊藤ふたば(TEAM au)が決勝に進んだ。

先に行われたボルダーでは、4つ完登のナタリア・グロスマン(アメリカ合衆国)が99.1点でトップに立った。しかし森も4つの完登を果たして98.8ポイント。3位の野中は64.9点とやや離されたこともあり、優勝争いは0.3点差の森とグロスマンに絞られた。

続くリードは7番手のグロスマンが38+、72.1点を獲得して最終8番手の森に回る。森はグロスマンの成績を超え、優勝が確定したあともさらに上へ。43+で92.1点、合計190.9点でこの種目を制した。グロスマンは合計171.2点で2位、3位はソ・チェヒョン(韓国)で131.8点だった。

野中はリードでポイントを伸ばせず合計104.0点で5位。谷井は合計97.3点で6位、伊藤は74.9点で7位だった。

結果速報:IFSC - Climbing World Cup (B&L) - Morioka, Iwate (JPN) 2022

■W杯いわて盛岡の日程・放送予定

10月20日(木)第1日

  • 09:00- 男女予選(ボルダリング)
  • 14:30- 男女予選(リード)

10月21日(金)第2日

  • 09:00- 男女準決勝(ボルダリング)
  • 12:30- 男女準決勝(リード)
  • 18:10- 男子決勝

【放送予定】

10月22日(土)第3日

  • 14:45- 女子決勝

【放送予定】

■JMSCA(日本山岳・スポーツクライミング協会)派遣選手

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