【陸上】Tokyo2020女子マラソン8位の一山麻緒、4月から資生堂に加入

1 執筆者 渡辺文重
ICHIYAMA Mao
(Getty Images)

ワコール女子陸上競技部は3月28日、Tokyo 2020女子マラソン8位入賞の一山麻緒が31日をもって退部・退社、同部を率いる永山忠幸監督が定年での契約期間満了による退任・退社すると発表。資生堂ランニングクラブは同日、一山の加入および永山氏の専任コーチ就任を発表している。

またワコールは三原幸男コーチの退任・退社も発表。ヘッドコーチの市川武志氏を監督代理とするとしている。一山および永山氏はワコール、資生堂の公式サイトを通じて、次のようにコメントを発表した。

一山麻緒

「この度、2022年3月31日をもちまして、6年間在籍させていただいたワコール女子陸上競技部を退部、株式会社ワコールを退社することとなりました。在籍中は、いつも温かく応援していただきました皆さま、本当にありがとうございます。感謝の気持ちでいっぱいです。また、ワコールに入社して多くのことを学び、オリンピック日本代表など、選手として成長できたのも、会社のご理解とご支援があったからだと感謝しております。これからもワコール女子陸上競技部で培ったことを土台としてさらなる飛躍ができるように精進していきます。6年間、本当にありがとうございました」
「結婚を機に、関東で心機一転、これからは資生堂選手の1人として新たなスタートができることをとてもうれしく思います。今まで取り組んだことのないことにもチャレンジし、資生堂の選手からもたくさんの刺激をいただき、私自身、今以上に強く成長したいと思っております。そしてクイーンズ駅伝のメンバーに選ばれるよう頑張り、優勝してみんなで喜びたいという気持ちが強くあります。女性らしくありながら、強い選手の集まる資生堂の選手の1人としてこれからも競技を続けられることに感謝し、今後も目標に向かって日々精進して参ります。どうぞよろしくお願いいたします」

永山忠幸氏

「長きに渡り、ご支援・ご鞭撻、本当にありがとうございました。未熟な私をここまで見守っていただきましたチームワコール並びに、全力でサポート応援していただきました方々には感謝の言葉しかありません。ここに至るまで、選手・スタッフと共に常に最高のパフォーマンスにチャレンジし、たくさん笑い、たくさんの涙を流しながら、貴重な経験・年輪を刻み続けて今日があります。今現在も思い出は尽きませんが、23年間の数々の戦績と足跡は、頑張った選手とスタッフと共に作り上げた私自身の勲章でもあり、誇りでもあります。在籍23年、本当にお世話になりました。引き続き、今後共、チームワコールに対しまして、寛大なるご配慮よろしくお願い申し上げます」
「この度、次なる舞台2024パリオリンピックに向けて専任コーチとして、資生堂ランニングクラブに我々の想いを受け入れていただき、心より感謝申し上げます。今回の活動拠点の変更が、日本記録更新とメダル獲得のために不可欠な要素であると確信し、全力で取り組んで参ります。まずは皆さんとコミュニケーションを深め、それぞれの潜在能力が引き出せるようにチームスタッフと連携を図り、2022年クイーンズ駅伝優勝に向けて、しっかりサポートしていきたいと考えております。選手がそれぞれの想いを胸に自然体で同期発火し、さらに成長できるよう『てっぺん』を目指すスタッフの一員として全力を注いで参ります。どうぞよろしくお願いいたします」
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