ソチ2014と平昌2018の冬季オリンピック2大会を通じて、フィギュアスケート男子シングル2連覇を達成している羽生結弦が、7月19日に記者会見を行うことを、所属マネジメント会社を通じて発表した。
この会見は、羽生の「決意表明の場」として設けられており、どのようなことが羽生の口から発表されるのか注目だ。
「決意表明の場」
羽生は、北京2022を含む昨シーズン(2021/2022)の前半は怪我により、ISU(国際スケート連盟)主催のグランプリシリーズを欠場。2021年12月に行われた「全日本フィギュアスケート選手権大会」で公式のアイスリンクへ復帰し、シーズン初の演技とは思えない堂々としたパフォーマンスで、ショートプログラムとフリースケーティング(FS)で共に首位のスコアを獲得して、完全優勝を果たし、昨冬のオリンピック日本代表に選出された。
今年2月に行われた北京2022では、前人未到の4回転アクセル(4A)に挑み、転倒するも、ISUより世界で初めて4Aの認定を受けた。最終的に羽生は4位入賞となり、メダル獲得とはならなかったものの、新型コロナウィルス(COVID-19)の世界的蔓延の終息の兆しが見えないなか、羽生の挑戦し続ける姿に多くの人々が勇気づけられたことは記憶に新しい。
その後も、怪我の治療に専念しながら、シーズンオフとなった5月から6月にかけて、羽生は3年ぶりの開催となった「ファンタジー・オン・アイス2022」の4会場公演すべてに出演し、国内のみならず世界中のファンを魅了。さらに、フィギュアスケート男子の特別強化選手として、2大会オリンピックメダルを獲得した宇野昌磨、北京2022で銀メダルに輝いた鍵山優真らと共に、羽生は日本スケート連盟より2022年度も認定を受けている。
明日(7月19日)の「決意表明の場」で、羽生はいったい、どんな決意を語るのか。世界が、彼の言葉に注目している。