サッカー男子日本代表・SAMURAI BLUEは6月20日、パナソニック スタジアム 吹田(大阪府吹田市)にて開催されたキリンチャレンジカップ2023において、ペルー代表と対戦した。
FIFA世界ランキングで現在20位の日本は、6−0の大勝を収めたエルサルバドル代表との試合(6月16日開催・豊田スタジアム)から中4日の休息と会場移動を経て、順位差わずか1つの南米の強豪・ペルー(同ランキング21位)と顔を合わせた。前日(19日)の公式会見で森保一監督が予告していた通り、ペルー戦の日本のスターティングイレブンは前回の試合から6名を入れ替える大幅変更となった。
ペルー戦の日本代表先発メンバーは以下の通り。
- GK 中村航輔
- DF 菅原由勢
- DF 谷口彰悟
- DF 板倉滉
- DF 伊藤洋輝
- MF 遠藤航
- MF 旗手怜央
- MF 鎌田大地
- MF 三笘薫
- MF 伊東純也
- FW 古橋亨梧
試合前半、ペルーのカウンター攻撃にヒヤリとする場面があったが、三笘と伊東の両サイド攻撃からチャンスメイクし、日本が主導権を握る。試合が動いたのは22分、フリーになっていた伊藤が遠藤からのパスを受けて、ペナルティエリア手前から一閃。伊藤が放ったボールはネットを揺らして、代表初ゴールとなる先制点となった。
37分には、右サイドの菅原から、ピッチの中央にいた鎌田へ縦にボールが渡り、左サイドで待っていた三笘へボールが送られると、日本のエースがドリブルでエリア内に侵入し、ボックス左手前からシュート。日本の追加点となった。
前半終了間際には、ペルーがゴールネットを揺らすも、VAR検証の結果オフサイド、判定のままとなり、ペルーの得点とはならず。日本の2点リードのまま前半を終える。
後半開始からは、旗手に代わって守田が出場。ペルーの攻撃に押される場面が増える中、61分には菅原から相馬、古橋から前田を交代させ、日本の攻撃力を増強する。その直後の63分、カウンターからサイドでボールを受けた三笘が中央にパスを送ると、走り込んできた伊東が冷静にワントラップして、ゴールへ流し込み3点目を決めた。
71分には、伊東から堂安、鎌田から久保を投入。そして、75分には、前線でのペルーのパスミスからこぼれたボールを前田が反応し、相手GKとの1対1の場面で確実に右足で流し込み、日本の4点目を追加した。
81分、最後の交代枠で遠藤から瀬古を投入。2試合連続の無失点ゲームで終わらせたかったSAMURAI BLUEだが、83分に日本のゴール前でルーズボールになったところへ、FWゴンサレスが飛び込んで、右足で一気に押し込む。これにより、ペルーに1点を許してしまう。
その後は試合終了間際まで、日本が相手ゴールに近づきチャンスメイクするもゴールとはならず、アディショナルタイム1分もあっという間に過ぎて、フルタイムを知らせるホイッスルが鳴り響く。最終的に、4−1で日本はペルーを破り、前回のエルサルバドル戦に続いて2連勝を飾った。
日本サッカー協会によると、SAMURAI BLUEは次戦でワールドカップ カタール2022グループステージ初戦で白星をあげたドイツ代表と、ヴォルフスブルクにあるフォルクスワーゲン・アレーナにて日本時間9月10日(現地時間9月9日)に行われる国際親善試合に臨む。
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