2022明治安田生命J1リーグの第33節が10月29日、各地で開催された。
■優勝決定は最終節に持ち越し
勝点62で首位の横浜F・マリノスは日産スタジアムで浦和レッズと対戦した。17分にエウベルのゴールで先制に成功すると、その後もアンデルソン・ロペス、エウベル、アンデルソン・ロペスとゴールドラッシュ。浦和はキャスパー・ユンカーが1点を返すのみにとどまり、4-1で横浜FMが快勝した。
勝点60で追う川崎フロンターレは等々力陸上競技場でヴィッセル神戸と対戦。20分にマルシーニョのゴールで先制したものの、51分に小林祐希に直接フリーキックからゴールを許し、1-1の同点で試合終盤へ。逆転優勝へ勝利しかない川崎Fはゴール前で小林悠がファールを受け、ペナルティーキックを獲得。84分、家長昭博がPKを成功をさせ、2-1で勝利した。
横浜FMは今節で優勝が決定する可能性があったものの、川崎Fも勝利したため優勝決定は最終節に持ち越しとなった。最終節は両チームともにアウェイで行われ、横浜FMが神戸と、川崎FがFC東京と対戦する。最終節では川崎Fの勝利以外で横浜FMの優勝が決定。川崎Fが勝利し、横浜FMが引き分けた場合は得失点差の多いチーム、敗れた場合は川崎Fの優勝となる。
■磐田の降格が決定
残留争いでは自動降格圏(17位、18位)に沈むガンバ大阪とジュビロ磐田がパナソニックスタジアム吹田で対戦した。G大阪は0-0で迎えた66分、途中投入の食野亮太郎が先制点を挙げ、同じく途中投入のパトリックが73分に追加点。交代策が当たったG大阪が大一番を制し、降格圏外の15位に浮上した。一方、磐田は18位が確定し、J2降格が決まった。
湘南ベルマーレはサガン鳥栖に、アビスパ福岡は柏レイソルに勝利し、自動降格圏外となる16位以上が確定。自動降格のもう1枠は鹿島アントラーズに敗れた清水エスパルス(勝点33)、セレッソ大阪と引き分けた京都サンガF.C.(勝点35)、G大阪(勝点36)の3チームに絞られた。
最終節ではG大阪が鹿島、京都が磐田、清水が札幌と、いずれもアウェイで対戦する。
J1結果:第33節(Jリーグ公式)