【サッカー】天皇杯決勝:甲府がPK戦の末に広島を下し初優勝...11大会ぶりにJ2勢が制覇

天皇杯JFA第102回全日本サッカー選手権大会の決勝が、10月16日に日産スタジアム(神奈川県横浜市)で行われた。ヴァンフォーレ甲府がPK戦の末、サンフレッチェ広島を下し初優勝。11大会ぶりにJ2勢が天皇杯を制している。

1 執筆者 オリンピックチャンネル編集部
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(時事通信)

天皇杯JFA第102回全日本サッカー選手権大会の決勝が、10月16日に日産スタジアム(神奈川県横浜市)で開催。ヴァンフォーレ甲府(J2)とサンフレッチェ広島(J1)が対戦した。

先制は甲府。26分に変化を付けたコーナーキックから三平和司がネットを揺らした。試合は甲府の1点リードで後半に突入。広島は果敢に同点を狙うが、なかなかゴールを奪えない。それでも84分に川村拓夢がゴールをこじ開け、試合は延長戦にもつれる。

延長戦でも広島がチャンスを多く作ると、終了間際に甲府の山本英臣がペナルティーエリア内でハンドの反則。広島にPKが与えらえれ、勝ち越しのチャンスを迎える。しかしここで河田晃兵が満田誠のシュートをストップし、勝ち越しを許さず。PK戦に持ち込んだ。

PK戦では広島の4人目・川村が失敗したのに対し、甲府は5人全員が成功。最後は5人目のキッカーを務めた山本がPKを決め、初優勝を果たした。

甲府は北海道コンサドーレ札幌(3回戦)、サガン鳥栖(ラウンド16)、アビスパ福岡(準々決勝)、鹿島アントラーズ(準決勝)に続き、J1勢5チームを破って優勝。来シーズンのAFCチャンピオンズリーグ出場権を獲得している。J2勢による天皇杯制覇は、第91回大会のFC東京以来となった。

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