【フィギュアスケート】北京2022閉幕:女子シングル銅メダル坂本花織「団体と個人でメダルを獲れてとても嬉しい」

1 執筆者 オリンピックチャンネル編集部
坂本花織
(2022 Getty Images)

日本オリンピック委員会(JOC)は北京2022冬季オリンピック閉幕に際し、日本代表「TEAM JAPAN」45選手のコメントを発表。フィギュアスケート女子シングルと団体戦で銅メダルを獲得した坂本花織は「団体と個人でメダルをとることができ、とても嬉しい」と喜びをあらわにした。コーチを始め多くの人たちの支えに感謝の気持ちを示し、「進化していけるよう頑張る」とさらなる成長を誓った。

女子シングル5位で、団体戦ショートプログラム(SP)にも出場した樋口新葉は「トリプルアクセルをSP、FS(フリースケーティング)に組み込み成功でき、自信にもつながった」とコメント。「(北京2022での)経験を生かして次の4年につなげていきたい」とした。

女子シングル23位の河辺愛菜、団体戦と個人でアイスダンスに出場した小松原美里と小松原尊もコメントを寄せている。

※なお、フィギュアスケート女子シングル・団体戦の成績は暫定の扱いとなる。

坂本花織

「今回、団体と個人でメダルをとることができ、とても嬉しいです。平昌2018からの4年、嬉しいこと苦しいことをたくさん経験しましたが、最後の最後まで諦めなかった結果が3位という結果に結びついたと思います。この嬉しさは一生忘れません。先生方をはじめ、たくさんの方々の支えがあったからこそ私が私でいられたのだと思います。たくさんの方に感謝し、これからも進化していけるよう頑張ります」

樋口新葉

「誰もが経験できるわけではないオリンピックで滑ることができたことがとても嬉しかったです。団体と個人の2種目で競技をする事ができ、団体ではメダルを獲得する事ができました。個人では結果を残したい気持ちもありましたが、オリンピックでの一つの目標だったトリプルアクセルをSP、FSで組み込む事を成功という形で締めくくることができました。今後の自分の可能性を感じる事ができ、自信にもつながりました。世界選手権に向けて、より一層成長した滑りができるようまた精いっぱい努力致します。そして普段の大会とは違うオリンピックでは、他競技の選手の活躍を約2週間毎日目の当たりにし、自分のモチベーションもどんどん高くなっていくように感じられました。この経験を生かして次の4年につなげていきたいです」

河辺愛菜

「初めてのオリンピックは想像していたよりも緊張があり、ショート、フリー共に悔しい結果となってしまい、練習していたことを本番で出せず、悔しさが残りましたが、このオリンピックを通じて、すごくたくさんの方に応援していただいていることを感じることができました。この緊張感の中でも自分の一番良い演技ができるように、この悔しい気持ちを忘れずに4年後にまた出場できるようにたくさん努力をしていきたいと思います。海外の選手とピンバッジの交換をしたり、他競技の日本の選手とお話しすることができてとても嬉しかったです」

小松原美里

「オリンピックはスケートを始めた9歳の時からの私の夢でした。何度も諦めようかと思う事がありましたが、叶える事ができたのは、切に皆様の応援と温かいサポートのお陰です。心よりありがとうございます。夢の舞台に向かう練習であったり、その過程、上がり下がり、そして現地での一瞬一瞬の判断や経験、喜びと悔しさがこれからの私を更に強くすると誓います。感染症流行中のオリンピック開催にあたって、夏は視聴者として友人として応援し、冬は選手として参加して、スポーツの持っている熱さであったり、それぞれの選手、先生、家族、サポーターの物語、私は感動の涙がたくさん出ていました。『人間力なくして競技力向上なし』まさにその通りだと思います。4年後にまたオリンピックに行けるように、そして成績を上げられるように、周りの選手たちがその姿で魅せてくれているように、1年1日を大切に学び、プロフェッショナルに過ごしたいです。応援本当にありがとうございました」

小松原尊

「北京2022冬季オリンピックに参加できたこと、そしてチームメイトと共にメダル獲得ができた事は一生忘れず、光栄に思えます。これからよりたくさんの事で成長しなければなりません。他アスリートたちの強さや力のあるパフォーマンスを見て、更なるモチベーションを得ることができたのはより良い成績をこれからの大会で得ていく助けになると思います。アイスダンスでは、たくさんの細かなディテールが大切であり、毎日の練習での技術力向上、スケーティングスキルの質の向上に力を入れて、より良い結果を日本に捧げたいです。ライバルたちや友人たちと競技することは、恐れ多くも幸せに満ちていました。感染症の流行での2年間のリモートレッスンはとても長く、先生たちや一緒に大会に出場している選手たちと直接一番大きい大会にいられることは刺激的でした。勇気付けられる言葉やサポートの全てにありがとうございました。2026年のオリンピックでベストを尽くします」
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