2022/2023FIS(国際スキー・スノーボード連盟)フリースタイルスキー・モーグルのワールドカップ第10戦が、イタリア北部のキエーザ・イン・ヴァルマレンコにて現地時間2月11日に開催された。今大会では、男女ともに2名の選手が同時に滑って競い合うデュアルモーグルで実施された。この種目は、3年後に開幕を控える冬のオリンピック、ミラノ・コルティナ2026において、初採用されることが決まっている。
■堀島、新種目で優勝!
日本人5名を含む42名が出場した男子のデュアルモーグルでは、北京2022男子モーグルで銅メダルに輝く堀島行真が、ビッグファイナル(優勝決定戦)に進出し、平昌2018での金メダルを含むオリンピック3大会連続メダル獲得のミカエル・キングスベリー(カナダ)と激突する。タイムでは、キングスベリーがわずかに上回ったものの、安定したパフォーマンスを見せた堀島が得点で上回り(18−17)、優勝を決めた。これにより、堀島は今シーズン3勝目を挙げた。
フリースタイルスキー男子デュアルモーグルのワールドカップ第10戦の表彰台ならびに日本代表の順位は、以下の通り。
- 堀島行真
- ミカエル・キングスベリー(カナダ)
- ジュリアン・ヴィエル(カナダ)
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- 10位 島川拓也
- 22位 杉本幸祐
- 23位 松田颯
- 28位 藤木豪心
■川村、3位表彰台へ
日本代表6名を含む27名がエントリーした女子デュアルモーグルでは、北京2022入賞の川村あんりが準決勝で敗退するも、最後のスモールファイナル(3位決定戦)において、圧倒的なパフォーマンスを披露し、7名のジャッジ全員が川村に高得点をつけ、21−14で相手選手を上回り、3位となって表彰台に滑り込んだ。優勝は、平昌2018金メダリストのペリーヌ・ラフォン(フランス)だった。
フリースタイルスキー女子デュアルモーグルのワールドカップ第10戦の表彰台ならびに日本代表の順位は、以下の通り。
- ペリーヌ・ラフォン(フランス)
- エリザベス・レメリー(アメリカ合衆国)
- 川村あんり
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- 6位 柳本理乃
- 9位 冨髙日向子
- 11位 伊原遥香
- 13位 中尾春香
- 15位 梶原有希