男子エペ個人決勝、初の日本人対決を制して加納虹輝が金メダル/アジア競技大会・杭州

アジア競技大会において日本勢45年ぶりの男子エペ個人金メダル獲得となった。また、フェンシング決勝での日本人対決はアジア競技大会初!

1 執筆者 Chiaki Nishimura
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(2023 Getty Images)

9月23日〜10月8日の日程で行われているアジア競技大会で、フェンシング競技3日目を迎えた9月26日、男子エペ個人の予選から決勝まで行われ、世界ランキング4位の加納虹輝(こうき)が、同17位の古俣聖(こまた・あきら)を倒して優勝した。

フェンシング男子個人の金メダル獲得は、2006年大会の男子フルーレ個人で金メダルを手にした太田雄貴さん以来、男子エペ個人では45年ぶりとなった。

3位はホー・ワイハン(ホンコン・チャイナ)、エルミル・アリムザノフ(カザフスタン)。

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現地時間夜に行われた男子エペ個人決勝は、アジア競技大会フェンシング競技初の日本人対決。東京2020オリンピックの男子エペ団体で金メダル獲得に貢献した加納、そして古俣が剣を交えた。

3分間の第1ラウンドでは、ともに25歳の加納と古俣がお互いの出方を探っているようなスタートとなったが、加納が1ポイントを先取。そのまま3-0として第1ラウンドを終えると、第2ラウンドで、加納は古俣の攻撃をかわしつつ素早い動きで自身ポイントを重ね、9-3でラウンドが終了した。

最終ラウンドで古俣は流れを変えることはできず、15-7で加納が金メダルを手繰り寄せた。

同日には女子サーブル個人も行われ、尾崎世梨、福島史帆実が出場。尾崎は準決勝で地元・中華人民共和国代表のシャオ・ヤチに敗れて3位となり、銅メダルを獲得した。女子サーブル個人の優勝はユン・ジス(大韓民国)、2位はシャオ・ヤチ、もうひとりの3位はザイナブ・ダイイベコワ(ウズベキスタン)。

女子サーブル世界王者の江村美咲は7月29日に予定されている女子団体に出場予定。

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