フェンシング

太田雄貴はフェンサーとしてオリンピックに4度出場し、2つの銀メダルを勝ち取った。日本フェンシング界の先駆者はリオデジャネイロ五輪を最後に現役を引退し、31歳の若さで日本フェンシング協会の会長に就任した。現在はスーツを身にまとい、斬新な発想を取り込みながら競技の発展に尽力している。

Yuki OTA

現在は日本フェンシング協会の会長。競技をエンターテインメント性に満ちたスポーツに変革し、多くのファンを呼び込もうとさまざまな挑戦を続ける

太田雄貴：日本フェンシング界の先駆者は、協会の会長として競技のエンターテインメント向上を目指す【五輪の星たちのその後】

2008年北京オリンピック。フェンシング男子フルーレ個人において太田雄貴は銀メダルを獲得。日本フェンシング界悲願のメダルを獲得した感動のシーンを紹介する。

北京2008

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オリンピック感動の名シーン 太田雄貴 日本フェンシング悲願のメダル

2008年北京大会でフェンシング・フルーレ個人で銀メダル。日本人として初のオリンピックメダルを獲得し、日本でマイナー競技と言われたフェンシングを普及させた。東京オリンピック招致の際に見せた涙が話題に。

オリジナル

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先駆者 ‐ 太田 雄貴

剣を置いた後も、攻めの姿勢は変わらない。フェンシング界の第一人者にして、北京五輪の銀メダリストは今、日本フェンシング協会会長として、望むべき未来を手繰り寄せようとしている。太田雄貴が取り組む挑戦とは——フェンシングと同氏への取材歴を持つ『日刊スポーツ』の記者が、かつての「ニート剣士」の現在と、その視線の先に見据える未来を詳説する。

2017年8月、31歳の若さで日本フェンシング協会会長に就任した

太田雄貴：フェンシングからスポーツ界に革命を起こす

「Fencing（フェンシング）」の「Fence」は、英語で「塀」や「囲い」を意味する言葉だ。中世ヨーロッパで「身を守る」「名誉を守る」ことを目的とする剣技として発展した。18世紀末ごろに金網のマスクが開発されると、スポーツとして楽しまれるようになった。剣と防具で行われるシンプルなフェンシングのなかでも、基本種目と言われる「フルーレ」にフォーカスを当てる。
「フルーレ」にはフェンシングの基本が凝縮されている
オリンピックにおけるフェンシングの歴史は長い。1896年に行われた近代オリンピック第1回目のアテネ五輪ではすでに男子種目が正式採用されている。競技としてのフェンシングには「フルーレ」「エペ」「サーブル」の3種目が存在。剣の形や優先権の有無、得点となる有効面などが異なる。
フェンシングの基本が凝縮されていると言われているのが「フルーレ」だ。フルーレの剣は重量500グラム以下と軽い。長さは全長110センチ以下。細くて、よくしなる剣をいかに使いこなすかが勝敗を分ける。フルーレで有効となるのは剣を射抜くように差し込む「突き」のみ。ただし、フルーレの有効面は背中を含む胴体となっているため、剣先の弾力性を生かした背中への攻撃も腕の見せどころと言える。両腕は有効面ではない。
サーブルと同様、フルーレには「優先権」が存在する。先に腕を伸ばし剣先を相手に向けた選手に優先権が発生し、攻撃を仕掛けられる。相手が自分の剣でその剣先を逸らせたり、間合いを読んで逃げ切ったりすると、優先権は消滅。すると、逆に剣先を向けられていた相手に優先権が移り、攻守の場面が切り替わる。攻撃→防御→反撃→再反撃といったスピード感あふれる技の応酬がフルーレの大きな見どころとなっている。

中世ヨーロッパで発展したフェンシングは、第1回大会からオリンピックの競技に採用されている

「フルーレ」は、細く、よくしなる剣をいかに使いこなすかが勝敗を分ける。日本勢では太田雄貴氏が北京五輪で銀メダリストに

オリンピックのフェンシング選手がなぜフェンシングが最高であるかについて語る。

リオ2016 | オリンピック競技大会

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フェンシング:「ハイレベルなフィジカルチェスのようなもの」

次期夏季オリンピアコス開催国を代表し、フェンサーの太田雄貴が東京2020クイズに挑んだ。

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太田雄貴が東京2020クイズに挑戦

ベンヤミン・クライブリンクがオリンピック男子フルーレ個人で優勝し、ドイツにとって2つ目のフェンシング金メダルを獲得。

ハイライト

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男子フルーレ個人決勝 - フェンシング | 北京2008ハイライト

北京2008でのフェンシング、男子フルーレ個人の決勝を振り返ろう

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男子フルーレ個人決勝 - フェンシング | 北京2008 ハイライト

北京2008の開会式で、射撃選手のアブドゥッラー・アルラシディを先頭に行進するクウェートのオリンピック選手団をお見逃しなく

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開会式で行進するクウェート選手団 | 北京2008 ハイライト

アメリカ合衆国

シモーネ

Simone Biles - Olympics.com

スウェーデン

Armand

Armand Duplantis - Olympics.com

ミカエラ

Mikaela SHIFFRIN

Ilia

Ilia Malinin - Olympics.com

Yuki

男女フルーレのFIE（国際フェンシング連盟）ワールドカップ・ベオグラード大会（セルビア）は現地時間4月15日から17日まで個人戦を実施。飯村一輝（慶應義塾大学）が銅メダルを獲得した。18歳3カ月でのW杯メダル獲得は太田雄貴氏の18歳7カ月を抜き、日本男子最年少記録となる。
飯村は2003年12月27日生まれ。日本男子フルーレ個人でジュニア選手（U20）がシニアの国際大会においてメダルを獲得するのは、2004年W杯テヘラン大会（イラン）で太田氏が金メダルを獲得して以来となる。また男子フルーレのW杯メダル獲得は、2月のカイロ大会（エジプト）銅メダルの敷根崇裕（NEXUS FENCING CLUB）に続く2大会連続となった。
飯村一輝
> これまでベスト32の壁を越えることができず、苦しんでいましたが、世界ジュニアで優勝したことが弾みとなって今回のW杯で3位になれたと思います。今回の結果で満足はしていませんが、このメダルを自信に変えて、引き続き精進していきたいです。

Foil MenIn photo: IIMURA Kazuki                                                                                                                Photo Augusto Bizzi

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【フェンシング】飯村一輝が男子フルーレW杯で銅メダルを獲得…太田雄貴氏を抜いて日本男子最年少

2012年ロンドン五輪で太田雄貴、千田健太、淡路卓とともにフェンシング男子フルーレ団体・銀メダルに輝いた三宅諒は4月29日、配信サイト「note（ノート）」を更新。「お金がない」ため、料理配達サービス「Uber Eats（ウーバーイーツ）」でアルバイトを始めると明かした。

ロンドン2012

ロンドン五輪フルーレ日本代表。左から三宅諒、太田雄貴、千田健太、淡路卓

【フェンシング】フルーレ・三宅諒「お金がないから」…Uber Eats配達員に

全国高等学校体育連盟は4月26日、臨時理事会にて2020年度夏の全国高校総合体育大会（インターハイ）中止を決定した。新型コロナウイルス感染症（COVID-19）の感染拡大が、その理由に挙げられる。高校スポーツ最大の祭典の中止を受け、多くのアスリートがコメントを出している。

桐生祥秀は高校3年生時、インターハイ3冠を達成している

インターハイ中止にコメント…桐生祥秀「安易に言えない」寺田明日香「泣いてもよい」

「用具寄贈」キャンペーンの下、フェンサーはまだ使える中古の用具をFIEに寄贈。用具は最終的に必要とする人々に届けられる。

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オリンピック感動の名シーン太田雄貴日本フェンシング悲願のメダル

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オリンピックでの結果

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