佐藤友花/陽太郎、混合デュエットフリーで優勝!乾友紀子は2冠|水泳アーティスティックスイミングW杯2023第2戦

開幕まで500日を切ったパリ2024開催国のフランス南部の都市・モンペリエで、水泳アーティステックスイミング(AS)ワールドカップ2023第2戦が現地時間5月7日に閉幕。7月14日に福岡で開幕する世界水泳2023の代表に選出されている佐藤友花/陽太郎の姉弟ペアが混合デュエット・フリールーティンで優勝した。ソロでは、リオ2016で銅メダルを獲得している乾友紀子が2冠に輝くなど、TEAM JAPANは計4個の金メダルを手にしている。

1 執筆者 オリンピックチャンネル編集部
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(2022 Getty Images)

開幕まで500日を切ったパリ2024の開催国であるフランス南部の都市・モンペリエにおいて、水泳アーティスティックスイミング(AS)のワールドカップ2023第2戦が現地時間5月5日から7日までの3日間にわたって行われた。

▪️佐藤姉弟ペア、金メダル獲得!

大会最終日の7日に行われた混合デュエット・フリールーティンには、11組が出場。日本からは、昨年にハンガリー・ブダペストで行われた世界水泳選手権大会2022の同種目で銀メダルを獲得している佐藤友花/佐藤陽太郎の姉弟ペアが出場し、スコア273.5708をマークして金メダルに輝いた。

佐藤ペアの2人は、6日に行われた混合デュエット・テクニカルルーティンにおいて銀メダルを獲得していることから、今大会を通じて2個のメダルを獲得している。また、きょうだいで息のあったパフォーマンスを見せる2人は、7月14日に福岡で開幕する世界水泳選手権大会の日本代表にも選出されており、日本のファンの前で更なる飛躍が期待される。

さらに、過去エディションのオリンピックでは、女子アスリートに限定して行われていたASだが、パリ2024では団体戦メンバー8名のうち、最大2名まで男子アスリートを起用できることが承認されており、開幕まで1年余りに迫る次回オリンピックのASでは、より一層ダイナミックかつアクロバティックなパフォーマンスが期待できるかもしれない。

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▪️乾、2冠達成!

ロンドン2012からTokyo2020まで3大会連続でオリンピック出場を果たし、リオ2016では2つの銅メダルを獲得している乾友紀子が今大会ソロ種目で出場。23名が出場したテクニカルルーティンと、21名が出場したフリールーティンの2種目で金メダルに輝き、2冠を達成した。今夏の世界水泳2023福岡のソロ代表にも選出されている乾は、この勢いのまま世界選手権の連覇に期待が寄せられる。なお、ASのソロ種目は、オリンピックに採用されていない。

このほか、混合団体では、フリールーティンで金、テクニカルルーティンで銀を獲得。さらに、女子デュエット(安永真白/比嘉もえ)では、テクニカルルーティンとフリールーティンの両種目で銀メダルを獲得しており、今大会でTEAM JAPANは金4、銀4のあわせて8つのメダルを獲得している。

次戦のASワールドカップ2023第3戦は、エジプト・ソーマ湾にて現地時間5月13日から15日まで行われる。

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