現地時間10月29日、第51回世界体操競技選手権大会がイギリス・リバプールで開幕。11月1日は女子団体決勝が行われた。
■日本女子団体は7位、パリ2024出場権獲得ならず
10月29日から30日に行われた予選を5位で突破した日本。1日の決勝では、156.964点で7位となった。この結果、今大会団体3位までに与えられるパリ2024出場権獲得はならなかった。
優勝は166.564点のアメリカ合衆国。2位のイギリス、3位のカナダまでが今大会でパリ2024出場権を獲得している。
宮田笙子
「(跳馬は)着地を狙いすぎずに演技した。最後の着地で余裕が見えた瞬間に止めに行った。止まった時は素直に嬉しかった。今回初めての(世界選手権出場)だったが、(ミスない演技ができ)『自分の実力でここまで狙えるんだ』と学ぶことができた。残りの種目は自信を持って臨みたい。」
山田千遥
「声援が予選の倍くらい大きく緊張したが、その中で自分が任された3種目(ゆか、平均台、段違い平行棒)でやれることはやれた。この経験を良いものに変えていけると感じた。
平均台は落下なく予選より得点を上げられた。苦手なりに自分の実力を出すことができた。ゆかでは楽しむことを一番に自分の体操を見てもらうことができた。段違い平行棒は最終種目で日本のトップバッターという、大事なポジションで演技させてもらった。最終種目でも自分の演技でも流れを作ることができたので、良い経験になった」
深沢こころ
「緊張はしたが、いつも(の大会)と違う感じではなく、チームの雰囲気は良い中演技することができた。だが最終演技者として役割を果たし切れなかったことはとても悔しい。
(今大会では)まず予選突破の目標を達成できた。自分たちは世界でも戦えることがわかったので、来年さらにパワーアップしてこの舞台でリベンジしたい」
女子個人総合決勝は3日に実施。宮田と山田が決勝に進出している。種目別の決勝は男女とも5日と6日に行う。
■第51回世界体操競技選手権大会
オリンピック開催年を除き、毎年開催される“世界体操”。2022年の第51回世界体操競技選手権大会(51st FIG Artistic Gymnastics World Championships)は現地時間10月29日から11月6日にかけ、イギリス・リバプールのM&Sバンクアリーナで開催される。
2大会ぶりに実施される団体では、3位までがパリ2024出場権を獲得する。
■全日程・放送予定
テレビ朝日(地上波/CS)で放映予定
10月29日(土)
- 27:45- 女子予選(1-2班)
10月30日(日)
- 18:45- 女子予選(3-6班)
- 25:45- 女子予選(7-10班)※日本は7班
10月31日(月)
- 18:45- 男子予選(1-4班)※日本は3班
- 27:45- 男子予選(5-6班)
11月1日(火)女子団体決勝
- CS:27:30-30:15
11月2日(水)男子団体決勝
- 地上波:27:00-29:50
11月3日(木)女子個人総合決勝
- CS:27:45-30:30
※宮田、山田が出場
11月4日(金)男子個人総合決勝
- 地上波 27:00-30:00
11月5日(土)種目別決勝1日目
- CS:22:30-27:00
※男子:ゆか(橋本、土井)・あん馬(土井)・つり輪(神本)、女子:跳馬(宮田)・段違い平行棒
11月6日(日)種目別決勝2日目
- 地上波:23:50-27:00(一部ディレイ)
※男子:跳馬(谷川航)・平行棒(神本)・鉄棒(神本、橋本)、女子:平均台(宮田、渡部)・ゆか
※リバプールは日本時間時差8時間遅れ(サマータイム期間終了後9時間遅れ)
※放送予定は日本時間