現地時間10月29日、第51回世界体操競技選手権大会がイギリス・リバプールで開幕。30日まで女子予選(全10班)が行われた。7班の日本は30日午後に試技。5位で決勝に進んだ。
■日本女子、団体決勝に進出
女子予選は29日に2班まで、30日午前に6班まで、同日午後に10班まで演技を行った。日本の最終順位は5位。1位はアメリカ合衆国、2位は英国、3位はブラジル、4位はイタリア、6位は中華人民共和国、7位はフランス、8位はカナダとなっている。
山田千遥
「予選は緊張すると想像していました。自分も2019年(の世界体操)に補欠として参加しましたが、それだけでも緊張しました。覚悟はしていましたが、1種目目のゆかで自分の力を出し切れたことが良い流れを作るキッカケとなりました。決勝では今日と同じように、みんなで盛り上げながら、みんなの声掛けで緊張をほぐし、良い演技でつなげていけるように、自分も出る種目で役割を果たせることが目標です」
「(個人総合決勝は)初めての舞台ですので、点数は気にせずに。先生からも楽しむことが重要だと教えられたので、それを心に持って4種目、日本代表として演技できたらと思います」
深沢こころ
「会場の雰囲気を楽しみながら試合できたと思います。(会場からの「頑張れ!」という声も)届いていて、頑張ろうと思いました。この勢いのまま、元気よく、楽しく、チーム一丸となって頑張りたいなと思います」
宮田笙子
「段違い平行棒はもう少しちゃんとできれば良かったのですが、よく耐えられたという思いもあります。練習ではうまくできていたので、個人総合を狙う上でも、しっかりとやりたい。最初の目標は決勝に進むことでしたが、いまは期待以上の結果を出すことができました。メダルを狙いたいと思います」
■山田千遥と宮田笙子が個人総合決勝へ
女子個人総合では、宮田が8位、山田が19位となり、上位24名(各チーム3名まで)による決勝に進んでいる。首位はTokyo2020銀メダルのレベカ・アンドラデ(ブラジル)。女子個人総合決勝は11月3日に行われる。
種目別は、平均台で宮田が3位、渡部葉月が5位、跳馬では宮田が7位となり、上位8名(各チーム2名まで)による決勝に進出。坂口彩夏は平均台で7位も、決勝進出を逃している。種目別の決勝は男女とも5日と6日に行う。
■第51回世界体操競技選手権大会
オリンピック開催年を除き、毎年開催される“世界体操”。2022年の第51回世界体操競技選手権大会(51st FIG Artistic Gymnastics World Championships)は現地時間10月29日から11月6日にかけ、イギリス・リバプールのM&Sバンクアリーナで開催される。
2大会ぶりに実施される団体では、3位までがパリ2024出場権を獲得する。
▼全日程・放送予定
テレビ朝日(地上波/CS)で放映予定
10月29日 女子予選(1,2班)現地19:45 –
10月30日 女子予選(3,4,5,6班)現地09:15 -(7,8,9,10班)現地16:45 –日本7班ゆか~
10月31日 男子予選(1,2,3,4班)(1,2,3,4班)現地09:15 -(5,6班)現地18:45 –日本3班あん馬~
11月1日(火)女子団体決勝 現地18:15 –
- CS:27:30~30:15(LIVE)
11月2日(水)男子団体決勝 現地17:25 –
- 地上波:27:00~29:50(LIVE)
11月3日(木)女子個人総合決勝 現地18:30 –
- CS:27:45~30:30(LIVE)
11月4日(金)男子個人総合決勝 現地17:45 –
- 地上波 27:00~30:00(LIVE)
11月5日(土)種目別決勝 第1日(男子 ゆか・あん馬・つり輪、女子 跳馬・段違い)現地13:15 –
- CS:22:30~27:00(LIVE)
11月6日(日)種目別決勝 第2日(男子 跳馬・平行棒・鉄棒、女子 平均台・ゆか)現地13:15 –
- 地上波:23:50~27:00(LIVE&ディレー)
※リバプールは日本時間時差8時間遅れ(サマータイム期間終了後9時間遅れ)
※放送予定は日本時間