AFC(アジアサッカー連盟)チャンピオンズリーグ(ACL)2022の東地区準決勝が8月25日、埼玉スタジアム2002(埼玉県さいたま市)で行われた。
対戦カードは浦和レッズと、準々決勝でヴィッセル神戸を下した全北現代モータース(韓国)。先制したのはホームの浦和だった。11分、右サイドを駆け上がった酒井宏樹が鋭いクロスを中央に送り、松尾佑介が押し込んだ。
浦和が1点リードで折り返したが、55分にペナルティーキックから失点。浦和は選手交代を行ってゴールを狙うが、キャスパー・ユンカーのシュートがポストに嫌われるなど、スコアは動かず。1-1で延長戦に突入した。
試合が動いたのは延長後半の116分。コーナーキックから全北のハン・ギョウォンが合わせて勝ち越しゴールを決めた。そのまま試合終了かと思われた120分、酒井を起点にゴール前に侵入すると、明本考浩のシュートのこぼれ球をユンカーが押し込んで同点ゴール。2-2で延長戦を終え、勝負はPK戦に進んだ。
PK戦では浦和のGK西川周作がヒーローに。全北の1人目、2人目のシュートを連続でセーブ。浦和はアレクサンダー・ショルツ、ユンカー、最後は江坂任がきっちりと成功させて、3-1でPK戦を制した。
3度目のACL制覇を狙う浦和は2019年大会以来となる決勝進出。決勝はホーム&アウェイ方式で行われ、2023年2月19日に西地区の準決勝勝者のホーム、2月26日に浦和のホームで開催となる。