【陸上】2021年ボストンマラソンが新型コロナウイルスの影響で秋以降に延期

1 執筆者 オリンピックチャンネル編集部

ボストン体育協会(BAA)は10月28日、新型コロナウイルス(COVID-19)感染拡大により、第125回ボストンマラソン(2021年大会)を2021年秋以降に延期すると発表した。ボストンマラソンは、例年4月の第3月曜日(マサチューセッツ州では愛国者の日)に開催されている。

BAAのトム・グリルクCEOは、「開催日まで半年を切っており、現在の状況から2021年の4月にボストンマラソンを開催することはできない。参加者、ボランティア、観客、地域住民の安全を最優先に考え、競技場の縮小や週末開催の可能性も含め検討していく」と説明。新たな開催日は決まっていないが、BAAは年末までに発表したいとしている。

ボストンマラソンは1897年に創設され、オリンピックに次いで歴史の深いスポーツイベントであり、ワールドアスレティクス(世界陸連・WA)プラチナラベルで、世界で最もグレードの高いマラソン大会とされる。これまで瀬古利彦(1981年)、川内優輝(2018年)など8人の日本人が優勝している。2020年4月20日に予定されていた第124回大会は、新型コロナウイルス感染拡大の影響で中止となり、バーチャルイベントとして実施された。

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