陸上競技の不正防止機関アスレチックス・インテグリティ・ユニット(AIU)は現地時間10月27日、ドーピング検査ルール違反により2019年世界陸上男子100メートル覇者クリスチャン・コールマン(アメリカ)の2年間資格停止処分を発表した。コールマンのTokyo2020(東京五輪)出場は厳しい状況となった。
コールマンは12ヶ月間に3回、ドーピング検査の居場所情報報告義務に関するルールに違反したとして、6月17日にAIUから暫定的に処分を受けていた。今回、ワールドアスレティックス(WA・世界陸連)の懲戒委員会がAIUの判断を支持し、コールマンに2020年5月14日から2年間の資格停止処分が下った。
なお、コールマンはスポーツ仲裁裁判所(CAS)に異議申し立てをすることができる。