世界陸上男子100m金メダリスト、クリスチャン・コールマンに暫定的な出場停止処分|ドーピング検査ルール違反

1 執筆者 オリンピックチャンネル編集部
ドーピング検査ルール違反により処分が科されたクリスティアン・コールマン(中央)

陸上競技の不正防止機関"アスレチックス・インテグリティ・ユニット"(AIU)は6月17日、2019年世界陸上男子100メートル金メダリストのクリスチャン・コールマンをドーピング検査ルール違反により、暫定的な出場停止処分を科すと発表。この件についてコールマンは、自身のTwitterで弁明している。

コールマンは、ドーピング検査の際に義務付けられている、居場所の報告及び特定に関するルールに3回違反したとして、AIUより暫定的な出場停止処分を受けた。AIUは「コールマンのいかなる活動および、競技会への参加を一時的に禁止する」と発表している。正式に処分が決定した場合、コールマンは最大で2年間の出場資格停止処分を受けることとなる。これにより、新型コロナウイルス(COVID-19)感染拡大で、2021年に延期となったTokyo2020(東京オリンピック)に出場できない可能性が浮上した。

コールマンは17日、自身のTwitterを更新。処分を受ける可能性があることを認めた上で、AIUの決定に対し「検査を受ける準備は出来ていた。意図的に検査から逃れようとしたわけではない」と、弁明した。Twitterには、ドーピング検査の不実施による通知書も添付されている。

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