新種目となる空手の「形」、東京五輪に向けた新採点方式で初となる大会が開幕

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これまでは5人の審判によるフラッグ形式が採られていた

東京五輪で新たな競技種目となる空手。競技種目となる「組手」と「形」のうち、「形」は2019年から新たな採点方式が導入される。

これまで形の試合は、2人の競技者が1人ずつ演武を行い、競技終了後に5人の審判が赤か青の旗を掲げ、数の多い競技者の勝利とする「フラッグ方式」で行われていた。しかし、勝敗の基準が分かりにくいとの批判があり、2018年11月に世界空手連盟(WKF)はルール変更を決定した。

2019年1月から施行される新ルールでは、審判員7人が点数で演武を評価する採点方式が採られる。審判員は立ち方や技を評価する「技術点」と力強さやスピードを評価する「競技点」をそれぞれ5.0~10.0点(0.2点刻み)で採点する。「技術点」と「競技点」それぞれ最高点と最低点2つを除いた点を合計し、「技術点」は70%に、「競技点」は30%にして最終的な得点を算出する。

現地時間25日に仏パリで開幕する「Karate 1 プレミアリーグ」は新採点方式で行われる最初の大会となるため、東京五輪を占ううえで試金石となる大会になりそうだ。

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