国際サーフィン協会(ISA)は7月31日、新型コロナウイルス(COVID-19)感染拡大により「2020 ISAワールドサーフィンゲームス」(エルサルバドル)を2021年5月に延期すると発表した。同大会は、Tokyo2020(東京五輪)出場選手選考大会のひとつとなっている。
2020年のワールドゲームスは当初、5月9日から17日にエルサルバドルで開催される予定となっていた。しかし、新型コロナウイルス感染症が拡大していることを受け、2021年5月8日から16日に延期されることが決まった。開催地はエルサルバドルから変更されない。同大会は東京オリンピック出場選手選考大会を兼ねており、男子5名、女子7名の計12名の出場枠が上位入賞者に与えられる。
ISAのフェルナンド・アグエレ会長は、「ウイルスの感染状況を考慮すると、ワールドゲームスを2021年に延期することが、関係者全員の健康と安全のために最善であると判断した」と説明。また、「東京オリンピックまでの間に、安全で華やかなイベントを開催できる状態になると確信している。サーフィンのオリンピックデビューに向けてさらに勢いをつけていく」とコメントした。
ワールドゲームスには日本から男女それぞれ3枠ずつの出場権が与えられており、男子は五十嵐カノアと村上舜、女子は都筑有夢路と松田詩野が出場予定。残りの1枠については、ジャパンオープンで決定する。