【サーフィン】五十嵐カノアの東京五輪出場が条件付きで決定…優先される出場枠は?

1 執筆者 渡辺文重
東京五輪出場をほぼ手中にした五十嵐カノア

ワールド・サーフ・リーグ(WSL)は10月17日、男子の五十嵐カノア(木下グループ)のTokyo 2020(東京五輪)出場が内定したと発表した。五十嵐は自身のSNSに「期待に応えられるように、金メダル目指して頑張ります」とのコメントを投稿している。

サーフィンは東京五輪より正式種目に採用される競技で、男女ショートボードの2種目が行われ、全40選手(男女20選手ずつ)で争われる。出場枠は、WSLが主催するチャンピオンシップツアー(CT)の上位選手(男子は上位10選手、女子は上位8選手)に対し、優先的に与えられる。ただし、国別の出場枠は、男女とも最大2枠に限られている。五十嵐は、最も優先されるCT上位者のため、東京五輪出場の条件である、来年開催されるISA(国際サーフィン連盟)ワールドサーフィンゲームズ(WSG)出場を満たせば、東京五輪出場が確定する。

次に優先される出場要件は、2019年のCT上位者を除く2020WSGの上位選手(男子上位4選手、女子上位6選手)。3番目に優先される出場要件が、9月に宮崎県・木崎浜で開催された2019WSGにおける、各大陸(アジア・ヨーロッパ・アフリカ・オセアニア)の最上位者で、これに該当するのが村上舜となっている。

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