今季、セリエAのボローニャに加わった冨安健洋は、初年度からイタリアで高い評価を得ているようだ。
イタリア有力メディア『コリエレ・デッロ・スポルト』は冨安についての特集記事を展開し「若き日本人DFはシント=トロイデンより700万ユーロ(約8億4000万円)の移籍金で加わったが、同選手の市場価格はそれよりも大きく跳ね上がっている。少なくとも2019年夏の2倍、おそらく3倍に値するほどの価値があるだろう」と伝えた。
冨安健洋はボローニャでは主に右サイドバックとしてプレー。だが、センターの主力が累積警告や負傷で離脱した際にはセンターバックとして出場することも。今季は第13節パルマ戦、第17節レッチェ戦の2試合でセンターを守った。
また、右サイドバックとしても効果的な攻め上がりと、正確なキックで好機を演出。第25節のウディネーゼ戦では1点を追う終盤に右サイドからクロスをゴール前へと放り込み、土壇場でロドリゴ・パラシオの同点弾をアシストしている。
負傷による離脱期間もあったが、今季ここまで19試合2アシストをマークしている冨安健洋。セリエAで常時出場機会をつかみ、即戦力として活躍している21歳に、現地イタリアメディアも一目置いているようだ。