バルセロナBでプレーする東京五輪世代のアタッカー、安部裕葵が長期離脱することとなった。
昨夏、鹿島アントラーズからバルセロナに完全移籍を果たした安部裕葵は、ここまでリーグ戦20試合に出場し4ゴールをマークしていた。今月2日に行われたプラート戦では先発出場するも、試合序盤で右大腿裏を負傷し、14分に途中交代を余儀なくされていた。
バルセロナはクラブメディアを通して「Bでプレーしているヒロキ・アベは右の大腿二頭筋腱断裂であることが確認された」との声明を発表している。
「メディカルチェックを受けた結果、10日にフィンランド・トゥルクに渡り、翌11日にラセ・レンパイネン医師の執刀手術を受ける。その後我々は今後の方針について、改めて情報を公開する」
現時点で安部の復帰時期がいつになるか明確になっていない。だがケガの程度からして、今季中の復帰は絶望的と指摘するメディアもある。
現在21歳の安部はU-23日本代表候補として期待の一人と目されていた。だが東京五輪にまでに復調するかは不透明で、五輪本番に向け、安部裕葵のメンバー入りが厳しい見通しとなっているようだ。