エールディヴィジのAZでプレーしているU-23日本代表DF菅原由勢が、20-21シーズンより名古屋グランパスからの完全移籍で、引き続きAZでプレーすることになった。
23日、名古屋グランパスは公式メディアを通し、AZへのレンタルが完全移籍に移行すると公表している。
現在19歳の菅原は名古屋の下部組織育ちで、2018年のJ1開幕戦では17歳7カ月27日でデビューを果たし、同年4月に名古屋とプロA契約を結んだ。
2019年夏にエールディヴィジのAZへレンタル移籍を果たすと、エールディヴィジではここまで15試合2得点、UEFAヨーロッパリーグでは7試合1得点の成績を残した。また、右サイドバックだけでなく右ウイングもこなす万能性、さらには持ち前の明るいキャラクターも相まって、AZではムードーメーカー的存在として親しまれていた。
フル代表としての出場歴はないが、五輪世代のU-23日本代表では有力候補として注目を集める存在でもある。
菅原は古巣名古屋グランパスを通じて、完全移籍移行について次のようなメッセージを発信している。¥
「このたび、名古屋グランパスからAZアルクマールに完全移籍をすることになりました。僕は名古屋グランパスのアカデミーで育ちました。グランパスでプロになりたくてグランパスの選手として試合出場し勝ちたくて、なによりグランパスが大好きでした。支えてきてくれたチームスタッフの方々やチームメイト、事業部や裏方の方々などグランパス関係者の方々には大変お世話になり、ここまで来ることが出来ました。まずはグランパス関係者の方々に感謝を伝えたいと思います」
「はっきりとした結果も、多くの勝利も共有できず、何もできず、何もしていない選手としての完全移籍となり申し訳なく思います。そして、アカデミー時から支えてくださっているサポーターの皆さん。僕は皆さんのために戦うこと、グランパスを背負うこと、責任感を持ってピッチに立つこと、勝つことの喜びや難しさを1から教えていただき、多くの時間を共有してきました。またトップ昇格への気持ちをさらに強くしていただき、このクラブへの愛情も教えていただきました。これからも未来ある選手達の応援をしてあげてください」
「これからは名古屋で育った選手として応援していただけると嬉しく思います。僕はこの名古屋グランパスを心から愛していますし、応援しています。それではまた名古屋で会いましょう。いや、オランダに来ていただいても構いません。むしろ大歓迎です」