マジョルカに在籍する日本代表MF久保建英は今季ここまで常時出場しているわけではないが、ピッチ上において効果的なプレーをしているようだ。スペイン『AS』がそれを裏付けるデータを伝えている。
記事によると久保は今季、74回のドリブルを敢行しており、このチャレンジ回数はリーガ全体で9位の数字となる。ドリブル突破の成功回数は34回で、これはリーガ18位。
また、被ファウル数は46回となっており、これはリーグ全体で10位となる。その他にもゴールに直結する可能性があったパスは20本で29位、成功したクロス数は7本で31位、シュート数は28本で33位となっている。これはリーガ18位と下位に沈んでいるマジョルカの中でも、トップクラスの数字となる。
『AS』は「このようなデータから、日本人選手の成長ぶりを察することができる。現状では来季からレアル・マドリーに復帰する見通しだが、EU圏外枠という壁がある。彼がスペイン国籍を取得するにはまだスペインで10年以上いなければならないが、彼は自身の可能性を信じている。久保は今後の去就について、意思を示すことになるだろう」と紹介している。
久保は今季ここまでリーグ戦24試合3ゴール3アシストの成績を残している。だが途中出場、及び途中交代の試合も多く、リーグ戦の累計出場分数は1430分ほど。また、下位マジョルカは久保がお膳立てしてもゴールチャンスを逸する場面も多いことから、これらの数字は久保が効果的なプレーをしているという事実を物語るものと言えるのかもしれない。