男子ゴルフの石川遼は7月28日、公式サイトを更新。8月24日と25日に横浜カントリークラブ西コース(神奈川県横浜市)で、高校生ゴルファーによる競技「The “One” Junior Golf Tournament」を開催すると発表した。参加人数は男女ともに48名となる。
大会を主催する石川は、次のように説明する。
「新型コロナウイルス感染症拡大の影響で、ジュニアゴルファーが出場を予定していた多くの大会が中止などの措置を強いられ、貴重な真剣勝負の場を失っています。高校生活最後の1年を大変な状況下で過ごされている最終学年(3年生)のゴルファーおよびトップジュニアが活躍できる舞台を、わずかでも創出したいという思いから、日本ゴルフ協会、日本高等学校・中学校ゴルフ連盟の賛同と協力を得て、さらに開催コースである横浜カントリークラブの多大なるご理解のもと、大会実施に向け準備をスタートいたしました。大会名の『The “One” Junior Golf Tournament』は、今回1回しか開催しない・関係する競技団体が1つになってジュニアゴルファーのために作っていくという意味からのネーミングです。男女のナショナルオープンを開催した横浜カントリークラブで各ジュニア自身が目指すプレーを、少しでもできることを願っています」
参加資格は、日本アマチュアランキング(高校生のみ)および2019年の全国高等学校ゴルフ選手権大会の成績を参考に選出した上位男子43名、女子43名。そして大会が推薦する高校3年生の男子5名、女子5名となる。競技は36ホール・ストロークプレー(予選カットなし)で行われる。
また出場選手には、大会10日前からの検温、行動記録を記入した問診票の提出、当日会場入場前の検温、体調の申告などが求められるほか、観客は出場選手の家族に限定するとしている。
■マイナビABCチャンピオンシップが中止に
日本ゴルフツアー機構(JGTO)と朝日放送テレビ株式会社は7月28日、2020年の「マイナビABCチャンピオンシップゴルフトーナメント」を中止すると発表した。同大会は11月5日から8日にかけ、ABCゴルフ倶楽部(兵庫県加東市)で開催される予定だった。
主催の朝日放送テレビと主管のJGTOは、「ギャラリー・選手・ボランティアの皆さまの安心・安全確保を最優先に、大会開催について慎重に協議を重ねてまいりましたが、新型コロナウイルスの世界的流行が現在も続いている状況を重く受け止め、感染防止に向けた取り組みが大切な時期であり、協議の末、誠に残念ではございますが、中止の判断をいたしました」と説明している。
中止の決定に際し、昨年優勝の黄重坤 (ハン・ジュンゴン/韓国)は、以下のコメントを寄せている。
「世界的にコロナ感染拡大している中、皆さまにおかれましても健康に留意されておられることとお察し申し上げます。ゴルフ界におきましても日本ツアーの中止が継続されていつ試合が開始されるのか気になっております」
「私事になりますが2019年シーズンが終わって今年の3月から兵役について訓練に頑張っています。土曜日と日曜日の週2日、休日をもらっていますので時々ゴルフ練習場に行ってます。兵役は2021年まで勤めますので2022年に日本ツアーに復帰させていただきます」
「1日も早くコロナが収束することを心よりお祈り申し上げます。マイナビ ABC大会のスポンサーさま、関係者の皆さまにおかれましても、健康に留意されて、コロナに負けないように頑張っていただきますよう心よりお祈りいたします」