全米プロゴルフ協会(PGA)などは7月8日、新型コロナウイルス(COVID-19)の影響により、今年9月に開催予定だった欧州選抜と米国選抜によるゴルフ対抗戦"ライダーカップ"を、2021年21日から26日に延期したと発表した。それにより、2021年開催予定の"プレジデンツカップ"も2022年に延期される。
第43回ライダーカップは2020年9月22日から27日に、アメリカ・ウィスコンシン州のウィスリングストレイツで開催予定だったが、新型コロナウイルス感染拡大により2021年21日から26日に延期された。開催地は変更されない。PGAのセス・ウォーCEOは、「医療専門家やウィスコンシン州は、今年9月に何千人もの観客を集めるイベントを安全に実施できる確信が持てないと判断した。大会の延期は正しいと考えている」と説明。「2021年には魅力的な大会を届けることを楽しみにしている」とコメントした。
ライダーカップは2年に一度開催されるゴルフの団体戦で、ヨーロッパツアー代表選手とアメリカツアーの代表選手にって争われる。前回の2018年大会はフランスのル・ゴルフ・ナショナルで行われ、ヨーロッパ選抜が勝利した。これまで偶数戦に開催されてきたが、今回の大会が1年延期されたことにより今後は奇数年に行われることとなる。
また、ライダーカップが2021年に延期されたことを受け、2021年9月30日から10月3日に予定されていたプレジデンツカップは、2022年9月19日から25日に変更された。プレジデンツカップは、世界選抜とアメリカ選抜によるゴルフの団体戦。世界選抜の一員として日本の松山英樹も出場した2019年大会は、オーストラリアの ロイヤル・メルボルンゴルフクラブで行われ、アメリカ選抜が勝利を収めた。