北米男子プロゴルフ・PGAツアー「ザ・メモリアルトーナメント」は現地時間7月19日、最終ラウンドが終了した。通算9アンダーのジョン・ラーム(スペイン)が、北米ツアー通算4勝目。同日更新された世界ゴルフランキングでもローリー・マキロイ(北アイルランド)を抜き、1位となった。
2位と4打差をつけて最終ラウンドを迎えたラーム。最終日は2バーディー3ボギー1ダブルボギーの「75」と乱れたものの、2位のライアン・パーマー(アメリカ合衆国)に3打差をつけて優勝となった。この結果、ラームは世界ランキングでも2位から1位に浮上。スペイン勢としては、1980年と1983年のマスターズを制した故セベ・バレステロス氏以来、2人目となる。
この大会では、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)による北米ツアー中断・再開後初めて、タイガー・ウッズ(米国)が参加。スコアは通算6オーバーで、40位タイだった。なお、日本から参加の松山英樹(LEXUS)、今季1勝を挙げているブライソン・デシャンボー(米国)は予選落ちとなっている。
ザ・メモリアルトーナメントは前週開催の「ワークデイ・チャリティ・オープン」と同じく、米国オハイオ州のミュアフィールド・ビレッジ・ゴルフクラブ(7456ヤード/パー72)にて開催。PGAツアーにおける同会場での2週連続開催は異例だった。
■世界ゴルフランキング更新
7月19日付けで更新された世界ゴルフランキング(10位まで)は以下の通り。
- ジョン・ラーム(スペイン)
- ローリー・マキロイ(北アイルランド)
- ジャスティン・トーマス(米国)
- ダスティン・ジョンソン(米国)
- ウェッブ・シンプソン(米国)
- ブルックス・ケプカ(米国)
- ブライソン・デシャンボー(米国)
- パトリック・リード(米国)
- アダム・スコット(オーストラリア)
- パトリック・キャントレー(米国)
松山は前週23位から1つ順位を下げて24位。今平周吾(フリー)は50位、石川遼(CASIO)は97位となっている。そのほか、前週のワークデイ・チャリティOPを制したコリン・モリカワ(米国)は13位、ウッズは14位となっている。