Olympic Games London 2012
ロンドン2012トーチ
ルート概要と詳細
オリンピアでの採火式に続き、聖火はギリシャ国内をめぐり、クレタ島、北部のテッサロニキ、クサンティ、ラリサを経て5月17日にアテネに到着。ロンドン2012の大会組織委員会へ正式に手渡されました。
聖火は空路でイギリスへ向かい、5月18日に到着。イギリスでの聖火リレーは、その翌日からコーンウォールのランドエンド岬より始まり、セーリングで3つの金メダルを獲得したベン・エインズリーが第1走者を務めました。聖火リレーのルートは、イギリス本土、マン島、ジャージー、ガーンジーの人口95%が、最大1時間あれば到着できるように設計されました。聖火はマッチ・ウェンロック、ストーンヘンジ、ウィンザー城、ドーバーの白い崖、オークニー諸島、チャネル諸島にも立ち寄りました。
7月21日、華々しくロンドン市に入ります。というのも、聖火はイギリス海軍のヘリコプターによって運ばれたのです。ワーフ・タワーの上空20メートルから、イギリス海兵隊員がランタン入りの聖火と共にロープで降下しました。それから1週間にわたり982人のランナーが市内の名所を巡りつつ、イギリスの首都およそ300キロを聖火とともに走りました。
開会式当日、聖火はタワーブリッジからスタジアムまでスピードボートに乗って、サッカー界のスター、デイビッド・ベッカムと若手女子サッカー選手のジェイド・ベイリーによって運ばれました。ふたりから聖火を引き継いだのは、ボートで5つの金メダルを手にしたスティーブ・レッドグレーブ。そして、若者世代への交替を象徴するように、16歳から19歳までの若手アスリート7人が聖火台点火という名誉ある役目を果たしました。
ルートマップ
事実とデータ
**開始:**2012年5月10日、オリンピア(ギリシャ)
**終了:**2012年7月27日、オリンピックスタジアム、ロンドン(イギリス)
**第1走者:**スピリドン・“スピロス”・ヤニオティス、水泳でオリンピックに出場(2000、2004、2008、2012)
**最終走者:**カラム・エアリー、ジョーダン・ダキット、デジレ・ヘンリー、ケイティ・カーク、キャメロン・マクリッチ、エイダン・レイノルズ、アデル・トレイシー
**走者数:**約500人(ギリシャ)、8,000人(イギリス)
**走者募集:**組織委員会と聖火リレーパートナーのコカ・コーラ社、ロイズTSB、サムスンが実施した一般選考でランナーが選ばれた
**距離:**1万5775km:2900km(ギリシャ)、1万2875km(8000マイル、イギリス)
**経由国:**ギリシャ、イギリス、アイルランド
トーチ詳細
**概要:**三角形はオリンピック・ムーブメントの価値である卓越性、友愛、尊敬と、オリンピックのモットーである「より速く、より高く、より強く」、そして3回目となるロンドンでの大会開催など、複数の要素の「3」を象徴しています。2層のアルミ合金でつくられ、ランナー8,000人、イギリス国内リレーの距離8,000マイルにちなんで、8,000の穴が開けられています
**色:**ゴールド
**高さ:**80cm
**材質:**金属、アルミニウム
燃料: プロパンとブタンの混合ガス
**デザイン/製造:**エドワード・バーバー、ジェイ・オズガビー/ザ・プレミア・グループ(TPG)、テコシム
トリビア
高さ8.5メートルの聖火台は銅の花びらを集めて花形につくられた。この花びらは参加国が持ち寄ったもので、大会開催期間中に開花するというコンセプトだった。大会後は各国アスリートによる奮闘の記念として参加国に贈られている。それぞれの花びらに国名が刻まれていた。
ロンドンのデザイン博物館で開かれたセレモニーで、このトーチは年間最優秀デザイン賞を受賞している。
オリンピックを深く知ろう
ブランド
ビジュアル・アイデンティティは、各オリンピックごとに作成されるブランド
メダル
オリーブ冠に始まり、メダルのデザインも年々進化メダル
マスコット
オリジナルイメージは、オリンピックのスピリットを体現しているものでなければならないマスコット
トーチ
オリンピックを象徴するものとして、開催国独自のバージョンを提示トーチ