モナコのモンテカルロで開催される男子テニスATPツアー『モンテカルロ・マスターズ』は、現地時間15日からいよいよ本戦がスタートする。
モンテカルロ・マスターズは、男子プロテニス協会(ATP)が主催するATPツアーのうち、四大大会(グランドスラム)とツアーファイナルに次ぐ、マスターズ1000という格付け。優勝者にはランキングポイントが1000ポイント与えられる。同大会は、6月上旬の全仏オープン終了まで繰り広げられるクレー(赤土)コートのシーズンの始まりを告げる大会でもある。
日本からは、世界ランク6位の錦織圭と同72位のダニエル太郎が本戦に出場。第5シードとしてエントリーしている錦織は、昨年の大会で準優勝を果たしており、今年もその勝ち上がりに期待が掛かる。しかし、その前にはクレーで圧倒的な強さを誇る世界ランク2位ラファエル・ナダルが立ちはだかる。昨年、錦織の優勝を阻んだナダルは、2005年大会から驚異の8連覇を達成。直近14年で11度の優勝を果たしている。
2回戦から登場する錦織の初戦の対戦相手は、世界ランク38位フェルナンド・ヴェルダスコ(スペイン)と同49位のピエール ユーグ・エルベール(フランス)の勝者となる。
ダニエルは予選2回戦で敗れたものの、ワイルドカード(主催者推薦)で出場だった選手の危険により、ラッキールーザーとして本戦への出場が決まった。ダニエルは1回戦で世界ランク40位のフィリップ・コールシュライバーと対戦する。1回戦を突破すれば、2回戦で第1シードのノヴァク・ジョコビッチ(セルビア)と対戦する。ダニエルは15日のコート9、第3試合に登場する。