柔道選抜体重別選手権が開幕! 女子78キロ超級・素根輝が24年ぶりの10代での3連覇を達成

リオ五輪金のベイカーは準決勝敗退で東京五輪出場危機

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素根輝(左)が朝比奈沙羅(右)を下し、優勝を果たした

全日本選抜柔道体重別選手権が、4月6日、福岡国際センターで開幕した。初日のこの日、男子の90キロ級、100キロ級、100キロ超級、女子の63キロ級、70キロ級、78キロ級、78キロ超級の計7階級が実施された。本大会は、8月開催の世界選手権代表選考会を兼ねている。

本大会では、2020年東京五輪でも使用される畳が初披露されたが、男子90キロ級の2016年リオデジャネイロ五輪金メダルのベイカー茉秋(日本中央競馬会)が準決勝で敗退。8月に行われる世界選手権への出場も絶望的となり、東京五輪代表枠獲得に黄色信号が灯った。優勝は向翔一郎(ALSOK)となった。

また、男子100キロ級は、西山大希(新日鐵住金)が2連覇、男子100キロ超級は、リオ五輪銀メダルの原沢久喜(百五銀行)が2度目の優勝を果たした。

女子では、78kg超級決勝で、素根輝(環太平洋大)が昨年と同じ相手である“世界女王”朝比奈沙羅(パーク24)と9分近い死闘を技ありで制し、3連覇を達成した。10代での3連覇は24年ぶりとなる。

女子63キロ級は、世界選手権銀メダルの田代未来が4年ぶり2度目の優勝。女子70キロ級では、グランドスラムパリ大会を制した大野陽子(コマツ)が2連覇。

さらに強豪揃いとなった女子78キロ級では、世界選手権覇者の浜田尚里(自衛隊)が、決勝で佐藤瑠香(コマツ)を大内刈で仕留め、4年ぶりの制覇となった。

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