柔道GSエカテリンブルク大会が3月15日開幕!リオ五輪銅の81kg級・永瀬貴規、100kg級・羽賀龍之介、さらに小川雄勢が2大会連続参戦

52kg級世界王者・阿部詩は負傷欠場

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東京五輪、そして世界選手権代表入りのためデュッセルドルフ大会に続き連続参戦となった小川雄勢

『柔道グランドスラム・エカテリンブルク2019』が現地時間3月15日から17日にかけて、ロシア・エカテリンブルクで行われる。同大会は国際柔道連盟(IJF)主催による、グランドスラム(GS)シリーズの国際大会。五輪出場のために必要となるIJFポイントが高配点の大会ということもあり、世界中からトップ選手が集結する大会だ。日本勢は13名参加する。

五輪経験者では、男子81kgでリオデジャネイロ五輪銅メダルの永瀬貴規(旭化成)、同じくリオの男子100kg銅メダルの羽賀龍之介(旭化成)が出場。羽賀は左肩の故障からの復帰戦となった11月の講道館杯で2位につけたものの、直後のGS大阪大会で3回戦負けを喫しているだけに本大会で巻き返しを図りたいだろう。

バルセロナ五輪・95kg超級銀メダルの小川直也の長男である小川雄勢(明治大学4年)は、2月のGSデュッセルドルフ大会が5位に終わったこともあり、世界選手権代表入りを意識し、仕切り直しの連続参戦となった。同級の太田彪雅(東海大学3年)は、前年度の同大会覇者として連覇を狙う。2018年の講道館杯を制した、60kg級の大島優磨(旭化成)、66kg級の藤阪太郎(大阪府警察)にも注目だ。

女子では、ケガで2018年後半が奮わなかった78kg超級の稲森奈見(三井住友海上火災保険)が出場。78kg級には昨年、同大会同級を制した高山莉加(三井住友海上火災保険)がエントリーした。GS大阪大会の初戦敗退の悪夢を振り払いたいところだ。

アジア大会男女混合団体戦で金メダル獲得に貢献した女子70kg級の田中志歩(環太平洋大学2年)、女子57kg級の舟久保遥香(三井住友海上火災保険)もそれぞれGS初制覇を果たして代表入りをアピールしたいだろう。尚、52kg級の世界王者・阿部詩(夙川学院高3年)は、左肩関節挫傷で欠場となった。

15日には女子48kg級、52kg級、57kg級、男子60kg級、66kg級。16日には、女子63kg級、70kg級、17日には女子78kg級、78kg超級、男子90kg級、100kg級、100kg超級のスケジュールで行われる。

4月には全日本選抜体重別選手権(福岡)、全日本選手権(東京)と国内大会続くが、国際大会での結果は大きなポイントだけでなく印象的にもアドバンテージになるだけに、各選手の健闘に期待しよう。

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