【女子スキージャンプ】W杯個人第11戦・オーベルストドルフ大会|高梨沙羅の4位が日本勢トップ…挽回も表彰台には届かず

1 執筆者 鈴木花
高梨沙羅は4位と、前日から挽回した(写真は2019年ゼーフェルト大会)

現地時間の2月2日、ドイツのオーベルストドルフ(HS137メートル、K点120メートル)で、スキージャンプワールドカップの女子個人第11戦が行われた。前日、16位に落ち込んだ高梨沙羅(クラレ)は、4位と挽回し、日本勢トップ。伊藤有希(土屋ホームスキー部)が7位で続く。丸山希(明治大学)は9位。勢藤優花(北海道ハイテクアスリートクラブ)は1本目で34位となり、2本目に進めなかった。オーストリアのキアラ・ヘルツルが優勝し、オーベルストドルフ2連勝。

前日に今季ワースト16位と苦しんだ高梨沙羅は、1本目125メートル、2本目121メートルと2本ともにK点を超えるジャンプを見せた。2本合計260.7ポイントで4位と、大きく挽回した。

7位の伊藤有希は、1本目に116.5メートル、2本目127.5メートルの合計248.1ポイントで7位。日本勢3番手には、丸山希が続く。1本目に125.5メートル、2本目は131メートルの大ジャンプを見せたものの、合計点数が伸びず、245.5ポイントの9位。両選手とも、2日連続で上位に顔を出し、安定した成績を残した。勢藤優花は、1本目で95.5メートルの81.1ポイントの34位となり、30位以内に入れず、2本目に進めなかった。

オーストリアのキアラ・ヘルツルが、1本目に127.5メートル、2本目に129メートルの計287.6ポイントでこの日も優勝し、オーベルストドルフのワールドカップ2連戦で連勝を飾った。2位はノルウェーのマレン・ルンビー、3位にもオーストリアのマリタ・クラマーが入った。

第11戦を終えて、今季通算のワールドカップ総合順位では、高梨沙羅が508点の4位で日本勢トップ。2番手の伊藤有希は、298ポイントで11位。1位は、今大会で2連勝したキアラ・ホルツル。830ポイントとし、マレン・ルンビ-を抜いて首位に躍り出た。

次戦は2月7日から、オーストリアのヒンツェンバッハで行われる。

日程の確認はコチラから⇒女子スキージャンプW杯2019-20シーズン 日程&放送予定、出場選手|高梨沙羅・伊藤有希らの優勝なるか

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