マラソン日本記録保持者の大迫傑が10月19日、自身のSNSで2年後を目処にマラソン大会を新設する構想を明らかにした。その目的は「世界との差を縮める」こと。大迫の日本記録は2時間5分50秒。対して世界記録は、エリウド・キプチョゲ(ケニア)の2時間1分39秒となっている。
大迫は「札幌開催の件がメディアで取り上げられてますが、良い意味で僕個人はどっちでもよくて(選ばれたとしたら何処だとしてもベストを尽くすだけだと思ってます)」と前置き。それ以上に気になっていることとして「今回のMGCで賞金がなかったこと」を挙げた。続けて「日本ほどの注目度がないアメリカのマラソンの選考会は出ると聞きます。あれだけ注目された大会、お金は沢山動いている筈なのになぜ僕らの手に渡らなかったのでしょうか。もしも、交通整備や人件費で一杯一杯というのなら運営が問題があるのではないかと」と意見を述べた。
こうした問題意識から「再来年2021年3月辺りを目処に日本で世界との差を縮めるための大会を作ります。候補地、正確な時期、スポンサー、全く決まっていません。でも、意思があるその先に、同士を含め、色々なものが着いてくると僕は思います」と、新大会設立を目指していることを明かした。
大迫の構想に、前日本記録保持者の設楽悠太も「全力で協力する!必ず実現させよう!日本のマラソン界の為に!」と応答し、支持を表明した。