日本シリーズの第3戦が、東京ドームで行われた。福岡から東京に会場が移ったものの、福岡ソフトバンクホークスの勢いは止まらず、読売ジャイアンツに6-2の快勝。3連勝で日本一に王手をかけた。
この日、巨人は1回裏に先頭打者の亀井善行がソロホームランで幸先良く先制するものの、後が繋がらない。ソフトバンクの先発バンデンハークも、ショックを受けることなく後続を断ち切った。バンデンハークは、3回裏に再び亀井にソロホームランを浴びながらも、4回を2失点で抑え、試合を作った。
試合を分けたのは、2-2で迎えた4回表。巨人の守備が崩れた。3番手の19歳の戸郷翔征が、1アウト1、2塁の状況で送りバントの処理を失敗。走者満塁としたソフトバンクは、犠牲フライ、フォアボールの押し出し、そしてデスパイネのレフト前ヒットときっちりと打線を繋ぎ、一気に4得点を稼ぎ、大差をつけた。
その後は、両チームともに継投が奏功し、ソフトバンクがそのまま6-2で逃げ切った。日本シリーズは、先に4勝を挙げたほうが優勝するため、翌23日にソフトバンクが勝てば、最短で優勝が決まる。