北海道日本ハムファイターズ、中日ドラゴンズ、福岡ソフトバンクホークスは10月29日、それぞれ来季1軍監督を発表。日本ハムは新庄剛志氏、中日は立浪和義氏、ソフトバンクは藤本博史2軍監督が就任する。新庄氏はSNSを通じてメッセージを発信。立浪氏、藤本氏は就任記者会見を行った。
新庄氏は1989年ドラフト5位で阪神タイガースに入団。3年間の北米プロ野球MLBを経て、2004年に北海道移転1年目の日本ハムで日本球界復帰を果たす。そしてチームが日本一となった2006年に現役を引退。2020年に現役復帰を目指してトライアウトに参加したことも話題となった。この時は現役復帰とならず、今回の監督就任で16年ぶりのNPB復帰となる。
立浪氏は1987年ドラフト1位で中日に入団すると、1年目からレギュラーとして活躍。走攻守三拍子そろった名ショートとして2009年の現役引退まで22年間ドラゴンズ一筋、通算2480安打を記録している。立浪氏は29日の会見で「強いチームを作る、そして勝つ野球をする、そのためには妥協はしません。皆さんの期待に応えられるよう全力で監督として頑張っていく決意です、どうかよろしくお願いいたします」と、今季5位に低迷したチームの再建を誓った。
藤本氏は1981年ドラフト4位で南海ホークス(現ソフトバンク)に入団。1980年代後半から、福岡ダイエーとなった1990年代前半に主力として活躍。1998年途中にオリックス・ブルーウェーブへ移籍し、その年に現役を引退した。2011年からはソフトバンクのコーチを歴任し、2019年から3軍監督、2021年は2軍監督として若手育成で手腕を発揮。29日の会見では「今年は、コロナ禍の中で主力の長期離脱もあり大変苦しい戦いでした。来年はできるだけ怪我人を少なく、各選手が力をしっかり出せるよう、私、コーチ全員でしっかりサポートし、リーグ優勝、日本一を達成できるよう頑張ります」と日本一の奪回を掲げた。