【テニス】ATP1000パリ準決勝で負傷棄権のナダル、ATPファイナルズ出場に意欲を示す

ATP1000パリは準決勝を棄権したナダル

現地時間11月1日、ATP1000パリ準決勝のデニス・シャポバロフ(カナダ)戦で、ラファエル・ナダル(スペイン)は腹部の負傷を理由に棄権していた。

10日にはATPファイナルズが開幕となるが、ナダルは回復具合が順調で、ファイナルズには出場する意向を示している。

ナダルは自身のSNSを通して「先日、マジョルカで検査を受けたよ。腹部右側に少し張りがあるものの、ロンドンに向かうよ。木曜か金曜にはサーブの練習をする。ATPファイナルズが開催されるロンドンでプレーするつもりだ」とメッセージを発している。

今年のATPファイナルズは10日開幕となり、ナダルはダニール・メドベージェフ(ロシア)、ステファノス・チチパス(ギリシャ)、アレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)と同じ組になった。

シーズン最終戦、その年の年間チャンピオンを決めるATPファイナルズにおいて、ナダルはこれまで優勝したことがない。2010年はロジャー・フェデラー(スイス)に、2013年はノバク・ジョコビッチ(セルビア)にいずれも決勝で敗れ、あと一歩で優勝を逃していた。

2019年のグランドスラム大会は全仏、全米の2大会を制したナダル。腹部の負傷もあり、決して順風満帆ではないが、シーズン最終戦では逆境を跳ね返して初のファイナルズ制覇を果たすことはできるのだろうか。

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