現地時間17日、ロジャー・フェデラー(スイス)が、2020年のグランドスラム大会、全仏オープンに出場する意向を示した。
フェデラーはアメリカTVメディア『CNN』に対して「ローランギャロスでプレーするつもりだ。おそらく全仏の前には家族と一緒に過ごす時間を設けるから、それまで多くの試合をこなすことはできないと思うけどね」と述べている。
これまでグランドスラム大会を20度制したフェデラーは全豪、全仏、全英、全米をすべて制す生涯グランドスラムも達成。だが、全仏は2009年の1度のみであり、この大会に限ると“赤土の王者”と称されるライバル、ラファエル・ナダルの12回優勝に大きく離されている。
また、フェデラーは先日来日し、14日に行われた有明コロシアムのイベントに参戦。その場では「東京五輪で戻ってくる」と明言していた。
フェデラーは2008年の北京オリンピックで同胞スタン・ワウリンカ(スイス)とのペアで、男子ダブルスで金メダルを獲得。2012年のロンドンオリンピックではシングルスで決勝まで勝ち進むも、地元のアンディ・マレーに敗れ、銀メダルに終わっていた。
フェデラーにとっても五輪でのシングルス金メダルはこれまで手が届かなかった悲願でもある。2020年は5月24日~6月7日まで行われる全仏に参戦し、その後は7月25日~8月2日にかけて開催される東京五輪に参戦する算段となっているようだ。
すでに38歳となり、キャリアの晩年にあるフェデラー。果たして来年は全仏、東京五輪と2つのビッグタイトルを手にすることができるのだろうか。