現在、エールディヴィジのフローニンゲンでプレーしている東京五輪世代、DF板倉滉は、今季限りでレンタル元へ戻る見通しのようだ。
オランダ地方メディア『Groninger Gezinsbode』はフローニンゲンの今季終了後の動きに早くも注目し、その動向を予想している。
「フローニンゲンは今夏、慌ただしいオフを迎えることになるだろう。最終ラインでプレーする主将マイク・テ・ウィーリクはダービー・カウンティに、ジャンゴ・ヴァーメルはユトレヒトへ戻る予定」
「デヨファイシオ・ゼーファイクは2021年まで契約を残しているものの、今夏移籍の可能性が高い。マンチェスター・シティからレンタル中、板倉滉のリース契約は今季限りで終了。おそらく守備陣で来季も残るのは、バルト・ファン・ヒントゥムぐらいと予想される」
1997年生まれ、現在23歳の板倉は2019年1月に保有権を持つ川崎フロンターレからマンチェスター・Cに完全移籍を果たした。だがイギリスで労働許可証が下りないという理由もあり、すぐさまエールディヴィジのフローニンゲンへ貸し出されていた。
初年度の18-19シーズン後半戦こそフローニンゲンで出場機会に恵まれない板倉だったが、オランダ2年目となる今季はここまで、リーグ戦21試合でピッチに立った。全公式戦で28試合に出場するなど、主力の一人に定着。今夏の東京五輪を前にして、U-23日本代表主軸の一人としても期待を集める存在となっていた。
だが板倉は今季限りで、保有権を持つマンチェスター・Cに戻る見通しとなっているようだ。もしマンチェスター・Cに戻った場合、就労ビザの関係で来季は再レンタルとなる可能性が高い。その場合どのチームに新天地を求めることになるのか、引き続きその去就が注目される。