久保建英の来季動向について、現地メディアは新たな選択肢があると伝えている。
今シーズン、レアル・マドリーから1年間のレンタルでマジョルカに貸し出されている久保。今季終了後は保有権を持つレアル・マドリーに戻る予定となっているが、古巣は選手層が厚いことから、その動向が不透明となっている。
だがスペイン全国紙『ABC』が伝えたところによると、クロアチア代表MFルカ・モドリッチがマドリードから去る可能性があり、新たな司令塔としてレアル・ソシエダに期限付き移籍中、ノルウェー代表MFマルティン・ウーデゴールが、その代案としてレアル・マドリーに復帰する可能性が高いという。
ウーデゴールはレンタル先のレアル・ソシエダで存在感を示していたが、来季はウーデゴールのレンタルバックで空いた穴に久保が入るというプランがあるようだ。見出しでは「ウーデゴールは日本のメッシの未来をひっくり返す」として次のように伝えた。
「レアル・マドリーは有望な若手を多数抱えているが、ポジション争いが厳しいことから、他のチームへレンタル修行させている。ウーデゴールやクボが最たる例だ」
「この2人の攻撃的MFは、モドリッチの代案としてプレーすることが可能だろう。2021年まで契約を残しているクロアチア人が、この夏レアル・マドリーから去るといううわさもあり、その場合メレンゲ(レアル・マドリーの愛称)はウーデゴールを穴埋め役として据える可能性が高い」
「バスクのクラブはウーデゴールのレンタルバックとなった場合、マジョルカに貸し出されているクボに新たな可能性を賭けることになるかもしれない」
レアル・マドリーではヴィニシウス・ジュニオール、ロドリゴ、エデル・ミリトンなどブラジル人選手が多数在籍している。そのため、EU外枠の関係もあって久保が来季レアル・マドリーで登録メンバーに入るかどうかは不透明な状況だ。
また、モドリッチが抜けた場合はウーデゴールが後継者となる可能性が高く、久保が来季ソシエダに貸し出されるというプランも現実味を帯びているようだ。