スペインサッカー1部ラ・リーガ第3節が現地時間9月27日に行われた。日本代表MF久保建英が所属するビジャレアルは敵地でバルセロナと対戦し、0-4で大敗した。久保は74分から右サイドのアタッカーとして出場、攻撃の起点となった。
8月まで行われた2019-20シーズンのUEFA(欧州サッカー連盟)チャンピオンズリーグに出場していた影響で、バルセロナにとってはビジャレアル戦が今季の公式戦初戦。1992年にバルセロナ“ドリームチーム”の一員としてCLを制した元オランダ代表のロナルド・クーマンが監督に就任、エースのレオネル・メッシと経営陣の軋轢など、ピッチ外の雑音も重なり、注目の一戦となった。
試合は、育成組織“ラ・マシア”で久保と共に育った17歳の新星アンス・ファティの2ゴールなどで、前半のうちに4点をリードとしたバルセロナの快勝となった。前半は終始押し込まれ、攻撃の糸口を見つけられなかったビジャレアルは74分に久保を投入。利き足が左ながら、中盤の右サイドとして起用されると、右サイドを基点に中央に切れ込むなど、たびたび好機を演出した。89分には、ペナルティエリア内右から得意の左足で強烈なシュートを放ったが、相手GKに阻まれた。
これで1勝1分け1敗となったビジャレアルは8位に後退。30日の次節では、19位・アラベスとホームで対戦する。今季リーグ初勝利を挙げたバルセロナは10位。次節は1勝2分けで4位のセルタと敵地で戦う。