日本女子サッカーリーグ「プレナスなでしこリーグ」1部は9月26日、第12節の4試合を行った。首位の浦和レッズレディースがセレッソ大阪堺レディースと、2位の日テレ・東京ヴェルディベレーザは伊賀FCくノ一三重とそれぞれ対戦。浦和はC大阪堺にスコアレスドロー、日テレは伊賀FCに3-0で快勝し、両チームの勝ち点差は6に縮まった。
前節で強豪のINAC神戸レオネッサに快勝し、独走態勢に入ろうとしていた浦和は、3位のC大阪堺と対戦。前期で土をつけられた相手に警戒していたものの、この日も苦戦を強いられる。浦和の森栄次監督は、「今日の試合は、アジリティも高く運動量も多い相手だったので、少し手こずるかなと思っていました。良い部分もありましたが、思うようにいかなかったところも多かったと思います」と振り返った。
2連敗中で首位との勝ち点差が8と離された日テレは、6位の伊賀FCと対戦。立ち上がりから伊賀FCのプレスに苦しんだが、43分に小林里歌子が左からのクロスに頭で合わせて先制。リズムをつかんだ後半は、60分に日本代表“なでしこJAPAN”の長谷川唯のミドルシュートで2点目。75分には、その長谷川からのロングボールから裏に抜け出した宮澤ひなたが3点目を決めて勝利を決定づけた。
3点目を決めた宮澤ひなたは、「前半がうまくゴールまでいけるシーンが少ない中で、(小林)里歌子さんが1点を取ってくれて少し落ち着いて後半に入れました。しっかり3-0という形で終われたのは、チームとして大きかったかなと思います」と喜んだ。
10月3日と4日に行われる次節、浦和はホームでジェフユナイテッド市原・千葉レディースと、日テレは敵地でノジマステラ神奈川相模原と対戦する。