リーガ・エスパニョーラ第9節で、マジョルカは19日、ホームにレアル・マドリーを迎える。
マジョルカの日本代表MF久保建英にとっては、自身の保有権を持つレンタル元との対決となる。武者修行中の身ではあるが、久保はインターナショナルマッチウィークでの長距離遠征もあり、コンディション面で次節出場できるかどうか、まだ不明瞭な状況にある。
今回の久保の日本代表帯同について、地元マジョルカの地方メディア『ultimahora』は「久保はたった4分のために2万キロを移動した」という見出しで、久保の現状について伝えた。
「久保は日本代表に招集され、エスパニョール戦後すぐさま日本へと戻った。さいたまで行われたモンゴルとの試合(6-0)ではベンチから戦況を見つめた」
「そしてその後タジキスタンに移動し、久保は86分から南野拓実との交代でようやくピッチに立った。彼は今回の代表ウィークで日本代表に名を連ねたが、わずか4分間のプレーのために2万キロ以上を旅しなければならなかった」
記事では「ビセンテ・モレノのチームはレアル・マドリー戦に向けて準備を進めているが、この日本人はレアル・マドリー戦に備える時間がほとんどない」と伝え、長距離移動を余儀なくされた久保のコンディション低下を危惧している。
スペインから日本へ帰国し、そこからタジキスタンへさらに移動。アウェーのタジキスタン戦ではピッチに立ったものの、出場時間わずか4分だった。久保が代表でほとんど出番が与えられなかったことから、日本代表からの招集について批判的な論調で伝えている。
下位に沈むマジョルカにとって、優勝候補レアル・マドリーが相手とはいえ、ホームで勝ち点奪取が求められる状況。また、久保にとっても保有権を持つレアル・マドリーとの一戦は、自らの力を示す絶好の場とも言える。先日までの地球半周に相当する長距離移動は少なからず疲労の蓄積が危惧されるが、果たしてこの一戦で久保は試合で起用されるのだろうか。
マジョルカvsレアル・マドリーは日本時間19日28:00キックオフとなる。