FIFA(国際サッカー連盟)ワールドカップ(W杯)カタール2022出場権の懸かるアジア最終予選(Road to Qatar)。SAMURAI BLUE(男子日本代表)DF冨安健洋が9月3日、取材に応じた。冨安は1日にイングランド1部アーセナルへの移籍が発表されたばかりだ。
「もともと目指していたプレミアリーグ(英1部)の舞台。さらに世界的ビッグクラブのアーセナルに加入できてうれしいです。ここから新たなスタートという気持ちが強い」
冨安はイタリア1部ボローニャFCから移籍をステップアップと捉えている。また移籍のため、日本代表への合流が遅れることを容認した日本サッカー協会(JFA)、森保一監督に対して謝辞を述べた。一方で、冨安の出場できなかったアジア最終予選初戦・オマーン代表戦は0-1で日本が黒星を喫している。
「後から試合を見ましたが、苦しい展開の中で結果、負けた。内容が悪くても結果は譲らないということも最終予選では必要。(次の)中国代表戦は、もちろん内容が伴えばいいですが、勝ち点3を取ることが重要」
「(敗因について)コンディションの部分はあったと思いますが、試合の入りから90分間にわたって消極的でした。ミスをしないようにというか、メンタル的にもアグレッシブさが少し足りなかったと感じました」
現地時間7日、カタール・ドーハで行われるアウェイの中国代表戦に向けては「チャレンジしてアグレッシブにプレーすることが必要。いろいろ考え過ぎず、シンプルにいつも通りに。アーセナルの選手として見られるので、そこのプライドも忘れずにしっかりとプレーしたい」と決意を述べた。