LPGA(全米女子プロゴルフ協会)メジャー大会のひとつ、"全英女子オープン"の主催者R&Aは7月7日、同大会を当初の予定通り8月20日から23日に開催することを発表した。大会は新型コロナウイルス(COVID-19)の影響により無観客で行われる。2019年大会は日本の渋野日向子が優勝した。
2020年の全英女子オープンは、スコットランドのロイヤルトルーンゴルフクラブで8月20日から23日に行われる。新型コロナウイルス感染防止の観点から、大会は無観客で開催。選手やキャディ、スタッフなどの関係者は移動が制限され、ゴルフコースと指定のホテルに限定される。また、すべての関係者は大会公認の新型コロナウイルス検査で陰性判定を受けた上で参加し、毎日体温測定を行うなど、感染症対策を実施することも発表された。
大会開催決定を受けR&Aの最高責任者であるマーティン・スランバーズ氏は、「私たちは、タイトルスポンサーであるAIG、スコットランド観光庁、ロイヤル・トルーン、そして主要なアドバイザーと密接に協力して、大会を安全に開催する方法を検討してきた。全英女子オープン開催は、選手たちにとって大きな一歩になると信じている」とコメントを発表した。
昨年の全英女子オープンでは、渋野日向子が日本人選手としては42年ぶり2度目となるメジャー大会優勝を果たした。渋野は2020年大会にも参加の意向を示しており、今年は日本人選手初となるメジャー大会連覇を狙う。
また、全英女子オープンの前哨戦に位置付けられる、スコットランド女子オープン(ルネサンス・クラブ、8/13~8/16)も無観客で開催されることが決まった。7月7日に大会公式サイト上で発表されている。海外からの出場選手に対する14日間の自主隔離など検疫の免除について、正式な承認を得たことも明らかとなった。